爆売れしたのはいつから? トヨタ「アルファード」の激変は2017年だった?

現行30系で大幅進化!

 2015年1月には、現在販売している「アルファード30系」が登場しました。

 開発時のコンセプトは「新しい大空間高級サルーンの先駆者を創造」と、今までのファミリーカーとして大衆から親しまれつつ、高級志向のニーズにあったパッケージを兼ね備えていましたが、30系となってからはミニバンとしてのイメージだけではなく「高級車」というブランド力を持ったモデルとして販売されました。

 ボディサイズは、全長4915mm×全幅1850mm×全高1935mmと、20系のモデルよりも一回り大きくなっており、室内長3210mm×室内幅1590mm×室内高1400mmというさらに広い室内空間を実現することで、高級感とスペースの確保を可能にしています。

 初代アルファードが誕生してから現在の30系となり、他社のミニバンを圧倒するほどの販売台数を今現在まで維持し続けている理由として、2代目から3代目へと移り変わり、2017年に発表されたマイナーチェンジが影響しているといえます。

 変更点は、フロントフェイスが縦方向に強調されたメッキグリルが採用されたことや、ヘッドライトデザインの変更とともに「シーケンシャルウィンカー」を採用したことで、高級感かつ先進性をまといました。

 こういった細かい箇所が変更になったことにより、高級車の雰囲気を高めることに成功。

トヨタ「アルファード」(初代/2002年登場)。ここからアルファードの歴史は始まった
トヨタ「アルファード」(初代/2002年登場)。ここからアルファードの歴史は始まった

 また、「Executive Lounge」の導入も成功した要因として挙げられます。

 キャッチフレーズは「高級感と快適性が、より上質なおもてなしの空間を演出」となっており、運転席、1列目だけではなく、2列目シートを快適かつファーストクラスでくつろいでいるような感覚になれるようなトップグレードに搭載されるオプションとなっています。

 シートにはフラクセンの「プレミアムナッパ本革表皮」が使用されており、カラーはブラウンオリーブ、アッシュパール木目調を設定することができ、全方位約99%UVカットガラスの採用。

 モデルによっては運転席に搭載しているベンチレーションシートが採用されており、夏の暑い日でも快適な時間を過ごすことが可能となっています。

 歴代のアルファードについて、トヨタの販売店スタッフは以下のように話します。

「初代のモデルと比べて、現行モデルは別のモデルといえるぐらい見た目や大きさ、ボディの骨格などすべて異なります。

 初代モデルが発売された当時は安全装置が備わっているといったクルマが少なく、安全設備がすでに備わっている部分が、現行モデルと比べて大きく変わった点といえます。

 また、現行モデルは初代のものと比べてより一層高級志向のイメージとなり、企業役員や社長など法人利用の機会が増えてきています」

※ ※ ※

 アルファードは、初代から現在の30系にモデルチェンジをして、ファミリーにはもちろん、高級志向向けの人にも支持されるミニバンとして現在もトヨタの主力モデルとして活躍しています。

 幅広い層にニーズが合った点が人気の理由のひとつといえるでしょう。

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1件のコメント

  1. どれだけ売れても何で熟れないんだろか?

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