家族のために走りは我慢!? 「お父さん本当は…」ミニバンオーナーの本音とは
ファミリーで乗るクルマとして、高い人気を誇るミニバンですが、大きな箱型のボディでは走る楽しさを我慢して乗っている人も多いと聞きます。そこで今回は、実際のミニバンオーナーのお父さんの本音を調査してみました。
多人数乗車可能で広くて快適な室内空間が魅力のミニバン
多人数乗車ができ、荷物もたくさん積むことができるため、ファミリーが乗るには最適なミニバンは、SUVとともに堅調に売れている人気ジャンルです。
しかし、オーナーの多く(主にお父さん世代)は、「走りが楽しめず、本当は違うクルマに乗りたかった」と思っているともいわれています。
実際にミニバンに乗っているオーナー(お父さん)は、家族のために我慢しているのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した、2020年11月の新車登録ランキングでは、トップ10にトヨタ「アルファード」(3位)、トヨタ「シエンタ」(7位)、ホンダ「フリード」(9位)、トヨタ「ヴォクシー」(10位)がランクインするなど、堅調な人気を確保。
これに、スライドドアを備えた軽自動車のスーパハイトワゴン系もプラスすると、ミニバンは新車販売の多くを占めている人気ジャンルであることが分かります。
また、一般社団法人 日本自動車工業会が発表した「乗用車市場動向調査(2019年版)」によると、クルマの主要な使用目的は「買い物・用足しなど」が全体の41%を占め、「通勤・通学」(33%)、「仕事・商用」(13%)、「レジャー(ドライブや旅行など)」(13%)が続いています。
傾向としては、長距離よりも短距離移動が多く、約4割のユーザーが毎日使用、それでも全体平均では月に5日程度の使用頻度、走行距離は月平均で370km程度という結果になっています。
また、乗車人数は「4人から5人」が全体の56%、「6人以上」は12%に留まっています。地域によっても主要目的が異なり、関東エリアでは「家族の送迎」が多く、電車の少ない沖縄では「通勤・通学」が大きいウェイトを占めている調査結果もあります。
以上の結果を踏まえると、月に5日程度で4人から5人以上で乗車するケースが多く、走行距離も1週間に100km未満ということは、住んでいるエリアから遠くないところに送迎などに適しているクルマが望まれているのでしょう。
この平均的なニーズを考慮すると、長距離の快適性より4人から5人(たまにはそれ以上)の多人数で乗車でき、荷物なども積みやすいミニバンが売れるのは当然の結果といえます。
そんなミニバンはサイズ別に分けると、コンパクト、ミドル、ラージに分類できます。
コンパクトミニバンは、全長4300mm前後の取り回しやすいサイズでありながら3列シートを持つ、日本の道路事情にマッチしたモデルです。
ミドルサイズミニバンは、全長4700mm前後で全幅も1700mm前後。セダンからの乗り換えでも違和感がないサイズに、3列目シートもしっかり座れる居住空間や2リッター前後のエンジンが主流で、一般的なファミリーユースに最適なモデルです。
ラージサイズミニバンは、高級ミニバンとも呼ばれており、全長4700mm以上、全幅も1900mm前後で、大きめの排気量エンジンを搭載。ゆとりある居住空間が人気の秘訣です。
最近では高級志向が高まり、以前ならラージサイズのセダンに乗っていた人が高級ミニバンに乗り換えることも多いようです。
3列シート、後席スライドドア、スクエアなボディ形状、高い全高と室内高など、運転がしやしく機能的というところがミニバンの特徴ですが、逆の見方をすると、多人数乗車での移動を優先した設計になっているために、操る楽しさが犠牲になっているともいえます。
高い全高は重心が高くなり、シート数が増え、重いスライドドアを装備すれば重量増につながります。スクエアなボディ形状は風切り音の増加や横風の影響も受けやすくなります。
それでも低床フロアによる低重心化やパワフルなエンジンの搭載、専用エアロパーツなどで弱点を補う進化を続けられており、ある意味「すべてのニーズを満たすために」進化を続けてきたのが、ミニバンの歴史ともいえそうです。
我慢して乗っています。子供が成人するまではと
正直言ってミニバンにもハイパフォーマンスのモデルがあってもいいと思います。
アルファードで長距離きついよ、着座位置が高いのは視界には有利だけどブルブル揺さぶられる感じが嫌
運転も同乗もセダンがいいな。
エルグランドは高速での走りも安定しててトヨタのラージミニバンよりバタバタしないと思います。エルグランドは7人乗りの高級セダンって感じですから走りに関しては我慢はしてません。ただフルモデルチェンジないのが残念ですが…