根強い人気のDセグメント! 個性で勝負するプレミアムセダン5選

日本で人気の「Dセグメント」モデルといえば、メルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」、アウディ「A4」など、プレミアムブランドの輸入車が占めています。人気が高いということは、街でよく見かけるクルマであるともいえますが、今回は、Dセグメントでありながら、個性的なモデルを5台ピックアップして紹介します。

クルマ好きには見逃せない! 個性あふれるDセグメントセダン

 日本で人気の輸入車といえば、メルセデス「Cクラス」やBMW「3シリーズ」、アウディ「A4」など、「Dセグメント」と呼ばれるミドルクラスに属するモデルです。

 国産車では主役の座をSUVに奪われつつありますが、まだまだ輸入車はミドルクラスのプレミアムカーに人気が集まっています。

 また国産車のDセグメントではレクサス「IS」が人気車になるなど、日本の道路事情にマッチしたボディサイズのモデルは根強い人気を誇っています。

 扱いやすいサイズのボディながら車内は高級感にあふれ、満足度も高いこれらのモデルですが、街でも見かけることも多く、プレミアムモデルとして大切な希少性が薄れてしまっているのも事実です。

 そこで今回は、Cクラスや3シリーズと同じDセグメントでありながら、個性も演出できるプレミアムモデルを5台ピックアップして紹介します。

●日産「スカイライン GT」

ビッグマイチェンでスポーティに進化した日産「スカイライン」
ビッグマイチェンでスポーティに進化した日産「スカイライン」

 日産が1957年から長きにわたって販売し続けている「スカイライン」。過去には4ドアセダンをベースに、2ドアやコンバーチブルなどバリエーションを増やしたり、ファミリーセダンだった時代もありますが、基本的にはスポーティな雰囲気をまとったモデルとして長らく愛されてきました。

 またファミリー向けのグレードを発展させた「GT」グレードを設定し、「高性能モデル=GT」の称号を定着させたのもスカイラインの功績でしょう。

 現行のV37型スカイラインがデビューしたのは2014年。先代のV36型は2.5リッターと3.7リッターの大排気量エンジンを搭載していましたが、現行モデルは3.5リッターとモーターを組み合わせたハイブリッド車として登場しています。(その後2リッターターボエンジン搭載車も登場)

 そして2019年にはビッグマイナーチェンジがおこなわれ、3.5リッター+モーターのハイブリッドモデルと、3リッターV型6気筒ターボエンジンという2種類のパワートレインに変更。

 なかでも3リッターのターボエンジンをチューニングし、405馬力ものハイパワーを誇る「400R」は話題になりました。

 しかし、プレミアムモデルとしてお勧めしたいのは、ガソリンターボを搭載する「GT」です。

 全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mmとDセグメントとしては大きいボディではありますが、街乗りでは快適なプレミアムサルーンかつ、304馬力ものパワーが味わえるGTが最適というわけです。

 普段使いもできてノーマルのままでも十分に速いエンジンを搭載した高性能モデルがGTの原点であり、そういった意味でもハイパワーをFRで路面に伝えるGTはスカイラインの伝統に忠実なモデルともいえます。

●「マツダ6 セダン」

 最近のマツダは、「SKYACTIV技術」や「魂動デザイン」を採用した、新世代商品群が高い評価を得ています。そんなマツダのフラッグシップセダンが「マツダ6 セダン」です。

 2019年の商品改良を機に、それまでの「アテンザ」から海外名のマツダ6へと車名を変更。実質的には3代目アテンザの改良モデルという位置づけです。

 全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mmというボディサイズで、ロー&ワイドなフォルムを実現。サイズだけならEセグメントにも相当する大きさですが、その伸びやかなフォルムがマツダ6の特徴のひとつになっています。

 搭載されるパワートレインは、2リッターガソリン、2.5リッターガソリンエンジンと、2.2リッターのディーゼルターボエンジンですが、新たに2.5リッターガソリンターボエンジンも追加されました。

 この2.5リッターターボは最高出力こそ230馬力ですが、最大トルクは420Nmという4リッタークラス並みの動力性能を誇ります。これに伴い、フロントブレーキのサイズ大型化やファイナルギア比などが最適化されました。

 また19インチのホイール&タイヤを装着(2.5リッターターボには標準、ほかのグレードはオプション)することで、動力性能だけでなく見た目にも高性能感とスタイリッシュさを実現しています。

 さらに、マツダの安全思想「マツダ・プロアクティブ・セーフティ」に準じたさまざまな安全装備を標準装備。

 ミリ波レーダーで先行車との車間距離を自動で保つレーダー式クルーズコントロールや、夜間での歩行者も検知する「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキサポート」なども搭載され、現在求められる先進技術の数々を搭載しています。

 マツダの人気はSUVに集中している事情もあって、マツダ6の注目度は高くありませんが、日本市場より海外市場での評価が高いようです。

 もともと輸入車のような雰囲気を持つモデルでしたが、車名が改められたことでさらに帰国子女感が増しているような気もします。

 誰もが美しいと感じるプレミアムサルーンのマツダ6は、他人とは違うクルマに乗りたい人にとっては見逃せない一台だといえます。

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2件のコメント

  1. やっぱりセダンは必要かも知れません。日産スカイライン、マツダ6、ジャガーXE、アルファロメオジュリア、ボルボS60のセダンも含めて!かつてトヨタマークXが'19年12月25日で生産終了したばかりです。トヨタクラウンのセダンタイプが廃止される噂あり、日産フーガの人気も出て来ないです。ひょっとしたら、インフィニティに移行されるかも知れません。中国では、トヨタアリオンが発表され、トヨタプレミオ&アリオンを統合させ、トヨタアリオン(3代目)が日本でフルモデルチェンジされる可能性が高いと思われます。ミニバンやSUVの人気がある中、もっと日本や世界中等のセダンも人気が欲しいです。

  2. わたくしこの5選以上に個性派のDセグ車(生産終了後継車日本導入未定)に乗ってますが、
    このクラスはどれも完成度高いし使い勝手も良いんだけど、
    ある意味街中で走ってるのを見ると、
    この分野ベンツCクラスの独り勝ち…デスヨネー

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