バブリーな三菱「GTO」がいま新しい! 後期型が240万円で落札!!
後期型「GTO」の落札価格は?
1990年の発売から、2001年の生産終了まで、毎年のようにおこなわれたマイナーチェンジでは、ホイールの16→17インチ化や、ブレーキの大径化、リトラクタブルヘッドライトから固定式プロジェクターランプへの変更など、さまざまな改良がなされている。
●1999 三菱「3000GT」
大別すると、初期型が1990年から1993年までとなる。1993年8月のビッグマイナーチェンジした後を中期型と呼ぶ。マニュアルトランスミッションが、それまでのゲトラグ社製5速から同じゲトラグ社製の6速になり、ヘッドライトが固定式となった。1994年には軽量モデルMRを追加。同時にこのとき、オプションとしてAPロッキード製対向ピストン6ポットキャリパーが用意されている。
さらに1996年8月のマイナーチェンジで後期型となり、速度感応式のアクティブエアロが廃止されている。1998年にはフロントウインカーをコンビランプとし、リアスポイラーを大型化した最終型が発売された。
今回シルバーストーンオークションに登場した三菱3000GTは、1999年式。つまり最終型だ。
搭載されているエンジンは6G72型ターボで、4WDかつ4WSが装備されたもの。現在の走行距離は3万5298マイル(約5万6500km)で、2万2807マイル走行までの間は正規ディーラーで、それ以降は独立ガレージで整備を受けていた履歴が残っている。
クルマは完全にオリジナル状態だ。シートなどは年式なりの経年劣化はあるが大きな損傷はなく、ボディも美しさが保たれている。
さらにその整備記録簿以外にも、オーナーズマニュアルなどが付属しており、スペアキーも失われてはいない。そのことから、コレクションとしての購入もオススメできるとバイヤーも評価をしている。
気になるこのGTOの落札価格は、1万6875ポンド(約235万円)だった。日本での中古車市場価格は、同程度のもので探すと、およそ250万円から400万円くらい。すでに流通台数が少なくなっているクルマだけに、今後はさらなる値上がりも考えられるということを加味すれば、この落札価格は妥当、といえるものだろう。
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