日産 新型「ノート」は全車e-POWERに! ライバル「フィットe:HEV」との類似点と違いとは

燃費が良いのはどっち? 新型「ノート」と「フィット」

 前述のとおり、新型ノートには電動パワートレイン「e-POWER」が搭載されますが、これはエンジンが発電した電気でモーターを駆動する「シリーズ式ハイブリッド」と一般的に呼ばれるシステムです。

大幅に進化した第二世代e-POWERを搭載する新型「ノート」
大幅に進化した第二世代e-POWERを搭載する新型「ノート」

 新型ノートに搭載されるe-POWERはモーターとインバーターが刷新されパワーアップした第二世代のシステムで、アクセルオフで減速できる「e-POWER Drive」という機能も先代から引き続き搭載されています。

 WLTCモード燃費は、28.4km/Lから29.5km/Lです(2WDのみの数値)。

 一方、フィットは1.5リッターエンジン+2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」と1.3リッターガソリンエンジンの2種類が設定されますが、e:HEVはe-POWERと似ている面を持ちます。

 e:HEVは走行シーンにあわせて「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」をスムーズに切り替え走行しますが、エンジンが停止しているEVドライブモードだけでなく、ハイブリッドドライブモードのときもエンジンは発電に専念し、モーター駆動で走行します。

 そのため、この2つのモードのときの走行状態は、e-POWERと同じなのです。

 e-POWERとの違いは、エンジンが得意とする高速巡航時のみクラッチがつながり、エンジンと車輪が直結する機能(エンジンドライブモード)があるということです。

 フィットのWLTCモード燃費は、e:HEV車(2WD)が27.2km/Lから29.4km/L(4WDは23.2km/Lから25.6km/L)、ガソリン車(2WD)が19.4km/Lから20.4km/L(4WDは17.0km/Lから18.2km/L)です。

 予防安全装備を見ると、新型ノートはコンパクトカーとしては初搭載となる運転支援技術の「プロパイロット(ナビリンク機能付き)」を搭載。

 プロパイロットとは、高速道路の同一車線内でアクセル・ブレーキ操作(=クルーズコントロール)とステアリング支援を統合制御する運転支援システムで、長距離ドライブにおけるドライバーの負担を軽減します。

 さらに制限速度が変わる場合に設定車速を自動で変更する標識検知機能や、ナビの地図情報をもとに、カーブの大きさに応じて減速するカーブ減速支援、さらに高速道路上では、停止後約30秒まで追従走行を継続する停止後の追従再開という3つの新機能が搭載されました。

 また、プロパイロット以外にも踏み間違い防止アシストや衝突被害軽減ブレーキ、標識検知機能、2台先の車両を検知して急な減速に備えるインテリジェントFCWなどで構成される360°セーフティアシストが装備されます。

 新型フィットでは、11の安全機能で構成される「ホンダセンシング」を全車標準装備。標準装備の内容には、新型ノートではメーカーオプションとなるオートハイビームもあります。

※ ※ ※

 新型ノートの価格(消費税込、以下同様)は202万9500円から218万6800円です。発売日は2020年12月23日で、2WD車から先行して発売。4WD車は2021年2月に追加予定となっています。

 一方、フィットのe:HEV車は2WDが199万7600円から232万7600円、4WDが219万5600円から253万6600円。ガソリン車は2WDが155万7600円から197万7800円、4WDが175万5600円から218万6800円に設定されています。

 ハイブリッド仕様同士の金額差は小さく、価格面からみても競合する存在といえそうです。

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