ミニバン王者に黄色信号!? トヨタ「シエンタ」の知られざる魅力とは

シエンタの室内空間や乗り心地はどう?

 ミニバンの魅力でもある多人数乗車性や積載性において、2列シート車では「セカンドシートの背もたれを畳むだけでフルフラットの荷室が生まれる」「大人が余裕で車中泊できる」といったような高評価が目立ちます。

 一方の3列シート車に関しては「3列目がタンブル(前転)仕様で畳んでもスペースが圧迫される」「凹凸が多くなる」という欠点も出てきています。

 運転のしやすさに関しては、「ミラーが小さめで曲がるときに後輪が見えない」「曲がるときに斜め後方が見えにくい」など、独特のデザインから慣れが必要という意見があります。

 乗り心地は、「車内は静かで、後ろに乗っていた子供が寝てしまった」「街乗りや中速域ではゆったりしていて良い」といった意見がある一方で、「高速では振動を拾いやすい」「コーナーでは揺れの終息が遅い」という意見もありました。

トヨタ「シエンタ」の2列シート車。登場当時はアウトドアやレジャー需要などにより注目を集めた。
トヨタ「シエンタ」の2列シート車。登場当時はアウトドアやレジャー需要などにより注目を集めた。

 燃費に関しては街乗りで10km/Lから15km/L、高速走行で12km/Lから16km/Lを記録するという意見が多く見られました。

 シエンタは初代からエクステリアデザインががらりと変わり、ハイブリッド車や2列シート車が登場したことで幅広い年代層に支持されるようになりました。

 しかし、2020年に入ってから徐々に販売台数を落としていました。その要因について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。

「2列シート車が追加されたあと、キャンプやアウトドア利用をはじめ、使い勝手がよく便利と好評を得ましたが、実際にはそれほど荷物を載せることもなく必要なかったという声も上がっています。

 また、コンパクトモデルとしては、トヨタ内で『ヤリス』、『ヤリスクロス』、『ルーミー』と人気車も後発で出てきていることから、それらのモデルにシエンタに関心があったユーザーが流れている印象はあります」

※ ※ ※

 2019年にはミニバン市場で販売台数No.1に輝いたシエンタですが、同じトヨタ内や他社に魅力的なコンパクトモデルや軽自動車が登場したことで、ユーザーが流れているようです。今後、シエンタがどのような展開を見せるのか注目です。

トヨタ・シエンタ のカタログ情報を見る

【画像】これ良くない!? 魅力あるシエンタを見る!(28枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

2件のコメント

  1. 自動車の歴史においての最悪デザイン。
    周りの美しい景色を破壊するデザイン。

  2. 決め手は外観(特に顔)でした。
    ガソリン車だけど、ちょくちょく給油してる気がする。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー