日産、なぜガソリン車廃止!? 新型「ノート」がe-POWERのみの理由とは
新型ノートに搭載される第二世代e-POWERが「ガソリン車廃止」の要因?
新型ノートに搭載されるe-POWERは、システムを大幅に刷新しパワーアップした第二世代です。
パワートレインのハードウェアとその制御を刷新し、より力強く上質な走りと効率化を高い次元で両立。さらに、スムーズで思い通りの「加速」や、なめらかな「減速」の制御、電動パワートレインならではの抜群の「静粛性」などを格段に向上させました。
第二世代e-POWERについて、チーフビークルエンジニアの渡邉明規雄氏は次のように説明しています。
「先代ノート、セレナ、キックスに第一世代e-POWERを搭載してきましたが、新型ノートでは第二世代e-POWERということで、主要コンポーネントやそれらの制御技術の設計をすべて見直したことで、よりEVに近い力強く上質な走りを実現しています」
具体的には、モーターとインバーターを刷新。モーターは先代ノートに比べ、トルクを10%、出力を6%(80kw→85kw)向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現。
このように、先代ノートや現行セレナ、そしてキックスとは異なるe-POWERが搭載され、この第二世代e-POWERを搭載するのは新型ノートが初となります。
また、日産は事業構造改革「Nissan NEXT」のなかで、「ホームマーケットとなる日本の再強化」、「2023年度末までにEV2車種、e-POWER4車種を投入」、「モデルの若返りを図り、車齢平均を4年以下」、「新技術は日本から投入」などを明らかにしています。
そうしたなかで、新型ノートの投入背景を日産の執行役副社長・星野朝子氏は次のように述べています。
「新型ノートは、第二世代e-POWERを搭載したことで、世界中の日産車においてもっとも注目されています。
さらに、日本で確実に成功を収めることが日産の電動化への道を確実なものにすると思っており、日産全体の期待を背負ったクルマです」
日産復活の期待を背負ったクルマとして発売される新型ノートですが、販売面ではガソリン車の設定が熱望されています。なぜ、e-POWERのみなのでしょうか。
これについても、前出の執行役副社長・星野朝子氏が次のように説明しています。
「ガソリン車があったほうが沢山売れると思いますが、日産としてゼロ・エミッションの社会を我々がリードして作っていくという会社のビジョンのためや、日産が進めている電動化に集中させていくということを決めています。
それに則った代表的なモデルとして、この新型ノートをe-POWERだけで出すことになりました。
必ずこれを成功させて低炭素社会への貢献を成し遂げていきたいと思っています」
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ライバルとなるトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」では、ガソリン車とハイブリッド車が設定されるなか、e-POWERのみの新型ノートがどこまで販売面で成功できるかが今後の鍵となりそうです。
いくら将来的にガソリン車を廃止するという目標があるにしても、メインの普及車で、資金が少ない高齢者や交通弱者を切り捨てる様な事をするのはどうかと思いますが、どうでしょうか?
今までせっかく日産の車を買っていたのに、トヨタや他社の車を買うようになるかもしれないですね
ガソリン車を設定しなかったのはノートのガソリン車が全く売れていないからでしょう。
販売しても売れないからやめたのが本音だと思いますが
e-powerのみにしたので低燃費エンジンを用意するコストも削減出来たと思います。
モーターの出力が上がったので走りに期待したいです。
e-POWERはガソリン車なんですが(駆動は電気モーターですが)。