日本でもヒットしそう!? 右ハンドルのコンパクトSUV ルノー「キガー」登場
仏ルノーは2020年11月18日、インド市場向けのコンパクトSUV「Kiger(キガー)」コンセプトを発表した。
全長4m未満のインド市場専用コンパクトSUV
仏ルノーは2020年11月18日、インド市場向けのコンパクトSUV「Kiger(キガー)」コンセプトを発表した。

キガーは全長4m未満の新コンパクトSUVコンセプトになる。
インドはここ数年、世界でもっとも成長著しい自動車市場のひとつで、ルノーは2005年からインド市場に参入している。現在は「Kwid(クウィッド)」「Duster(ダスター)」「Triver(トライバー)」というインド専用のルノーモデルがある。
新たに導入されるキガーは、ルノーのフランスとインドのデザイン部門の協力から生まれたモデル。キャラクターラインが入ったボンネットやルーフラック付きのセミフローティングルーフなどが外観デザインの特徴で、19インチの大きなタイヤや210mmの最低地上高など、SUVらしい悪路走破性も持っているという。
キガー専用に特別に開発されたボディカラー「オーロラ」は、光と角度によって色味が変わるもの。通常は緑色に見えるが、角度によっては青や紫に見え、ドアハンドルやフロントグリル、ロゴ、ブレーキキャリパーなどのクロームを引き立たせる。
グループルノーのデザイン担当役員、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は「フランス人とインド人のデザイナーの協力は、スタイルやダイナミズム、斬新さを好む顧客のニーズと期待に応えるための最良の方法でした。都会とアウトドアの両方の個性を備えた新型モデルを提供することで、革新する能力を示しています。キガーはコンセプトモデルですが、将来の生産モデルに非常に近いものです」とコメントする。
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インド市場では現在、およそ51%がBセグメント・コンパクトモデルで占められている。キガーもこのBセグメントに属するSUVとなるが、コンパクトサイズながらゆったりと家族全員が乗車できる室内空間を誇っている。
キガーはインド市場向けのモデルのため右ハンドルになる。
全長3995mmのトヨタ「ライズ」が2020年4月から9月の2020年度上半期において、ブランド通称名別ランキングで2位の6万1035台、兄弟車のダイハツ「ロッキー」も21位の1万4172台と、ベストセラーモデルになっている。ほとんど同じボディサイズのコンパクトSUV、キガーが日本に導入されればそれなりに人気となりそうだが、日本への導入予定はないという。
Writer: VAGUE編集部
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