レクサス新型「LS」はどんな最上級セダン? 個性派「Z型ライト」からどう進化したのか
高度運転支援技術「レクサス・チームメイト」を搭載
新型LSでは、歴代モデルで培ってきた上質な走りをより一層追求。静粛性や乗り心地など走りの基本性能を作り込むことで、フラッグシップモデルにふさわしい走りを手に入れました。
減衰力可変ダンパーAVSは、新たに設計した油圧制御用ソレノイドのオイル流量制御バルブの流路を拡大することで減衰力を低減し、上質な乗り心地を実現。また、減衰力の可変幅拡大により、優れた操舵応答性と安定性を獲得しました。
ほかにも約3.5kgのバネ下重量軽量化や、シートへの新開発低反発ウレタンパッドの採用など、細やかな改善を積み重ねることで、乗り心地と快適性の向上につなげています。
また、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンは、出力、燃費性能、静粛性の向上や、加速レスポンスの向上もあわせておこなわれています。
先進装備の面では、高度運転支援技術「レクサス・チームメイト」を新たに採用。
レクサス・チームメイトは交通状況に応じて車載システムが認知・判断・操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現する「Advanced Drive」(搭載車は2021年発売予定)と、駐車時のハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援する「Advanced Park」のふたつで構成されます。
レクサス・チームメイトはソフトウェアアップデートを活用し、ユーザーの手に渡った後も機能の追加、性能向上が続くということです。
また、予防安全システム「レクサス・セーフティ・システム +A」も進化し、プリクラッシュセーフティは新たに交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能となりました。
道路標識をカメラで読み取りメーター内に表示するロードサインアシストは120km/hまで対応します。
さらに、デジタルインナーミラーはより大きく高解像度な9.6インチディスプレイを採用しました。
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新型LSのラインナップ展開は、前述の3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載した「LS500」と、3.5リッターV型6気筒エンジン+モーターのハイブリッド仕様「LS500h」のふたつに大きく分けられます。
それぞれにFRと4WDが設定されるほか、4つのグレード「I package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」がすべてのエンジン・駆動方式の組み合わせでも選択可能です。
新型LSの価格(消費税込)は、1073万円から1728万円に設定されています。
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