日産 新型「おもてなし」高級SUV! 美しすぎる「QX55」は日本発売もゼロではない!?
日本発売…「可能性はゼロではない」
アメリカでは高級ブランドに位置づけられるインフィニティですが、同ブランドのSUVユーザーは当然ながら年齢層が高くなっています。
そのため日産としては、QX55によって独身の若いユーザー層まで裾野を広げたいという狙いがあるようです。
スポーティな雰囲気をより高めている20インチホイールや、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したデュアルスクリーンのインフィニティ・InTouchなどの採用もその顕れといっていいかもしれません。
QX55は、インフィニティの本社機能が香港から日本に移管してから発売された初のモデルであり、より日本の「おもてなし」という価値感が込められた商品になっています。
2021年春に北米で発売され、その後、ロシアや中東、アジアで発売される予定となっています。
ですが、これだけ魅力的なモデルでありながら、日本では販売されないのでしょうか。「その可能性はゼロではない」と、インフィニティ事業本部・商品戦略企画部長のエリック・リゴー氏はいいます。
「それには、まずインフィニティの認知度を上げるという行程が必要です。
私たちも日本のユーザーに乗ってもらいたいという希望を持っていますが、今はまだそのタイミングではありません。
ただ、日本で発売される可能性もゼロではありません」
※ ※ ※
日本でのインフィニティチャネルの展開は、多くの日産ファンが長年待ち望んでいることです。
日産は現在、事業構造改革「Nissan NEXT」を推進中ですが、そのロードマップのなかで、ホームマーケット(日本)の再強化を挙げています。
近年の日産は、国内向け車種を大幅に削減し、海外マーケットに注力してきました。
その結果、多くのユーザーの日産離れに繋がりましたが、Nissan NEXTでは、主要マーケットのなかに米国、中国と並んで日本を入れています。
リゴー氏の言葉を額面通りに受け取るのであれば、今後一定期間の認知活動をおこなった後、インフィニティチャネルが日本で開設される可能性が十分にあるのではないでしょうか。
このQX55をはじめ、魅力的なインフィニティモデルに気軽に乗れる日が来るのが楽しみです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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