スバル新型「BRZ」世界初公開! 初代モデルと何が違う? 超進化の中身とは
エンジンは2.4リッターへ排気量アップ! スペックは?
BRZに搭載されるエンジンは、初代モデルは2リッター水平対向4気筒エンジンが搭載されていましたが、新型モデルでは排気量がアップし、2.4リッター水平対向4気筒エンジンへと置き替わります。
新たな2.4リッター自然吸気エンジンは、トヨタの直噴技術「D-4S」を組み合わせました。
初代モデルでも同様のコラボレーションがおこなわれていましたが、新型モデルでも水平対向エンジンとD-4Sが融合した独自のエンジンを搭載し、トヨタとスバルの共同開発の一端が見て取れます。
北米仕様の最高出力は、初代モデルは6速MTが205hp、6速ATが200hpでしたが、新型モデルでは、6速MT/6速ATともに228hpと向上。
吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクは15%アップ。素早いレスポンスで、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらします。
新型モデルのシャシは、最近のスバル車に採用される「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」ではありませんが、SGPの開発から得たノウハウを取り入れ、さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用。
ボディを再構築することで、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大きく向上しています。
また、ルーフやフード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用し、エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現して運動性能がアップしました。
運転支援システムについては、「アイサイト」が初搭載されます。ただしこれはAT車のみで、MT車にアイサイトは装備されていません。
AT車に搭載されるアイサイトには、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが備わります。
興味深いのは、MT車の画像を見ると、手動のサイドブレーキが備わっている点です。従来のアイサイト搭載車ではパーキングブレーキは電子式になるため、AT車には電子パーキングが搭載されることになるのかもしれません。
最新装備として、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した8インチSUBARU STARLINK マルチメディアインフォテインメントシステムを採用。スマートフォンのような、直感的な使い勝手と操作感を実現しました。
さらに、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK Safety and Security」を採用し、万一の事態に備えた「つながる安全」を提供するとともに、利便性を高める機能で、快適なカーライフをサポートします。
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新型BRZの北米での発売は2021年秋とアナウンスされましたが、日本での発売時期については明らかになっていません。
また、兄弟車の86の新型モデルについても詳細は不明です。
新型BRZと新型86のデザインは異なるはずですが、そのほかの装備やスペックについては同様であることを考えると、新型86はトヨタ車として初めてアイサイトを搭載するモデルになるでしょう。
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