パワーはなくても乗って楽しい! 軽さが武器のMT車3選
軽自動車のなかでも超軽量なモデルとは!?
●スズキ「アルト F」
1979年、軽自動車の歴史に燦然と輝く名車のスズキ初代「アルト」が発売されました。装備は極力簡素化し、徹底したコスト削減をおこなうことで、価格は47万円からという驚異的な低価格を実現し、大ヒットを記録。
その後代を重ね、1980年代にはターボエンジンの普及によって高性能化が加速し、1987年にはパワー競争の頂点に経つ「アルトワークス」シリーズが登場。高性能な軽自動車市場をけん引しました。
現行モデルのアルトは2014年に発売された8代目で、軽乗用登録の5ドアセダンが基本となっていて、新プラットフォームの採用によりエンジンルームを最小化したことで、軽セダンではトップクラスの室内長を実現。
また、新プラットフォーム採用の恩恵は車重にも現れており、従来モデル比で60kg軽量化され、最軽量の「アルト F」グレードでは驚異的な610kgを達成しています。
アルト Fにはクラッチとシフト操作をコンピュータが最適制御する「5AGS(オートギアシフト)」とともに5速MTが設定され、エンジンは49馬力(MT)を発揮する660cc直列3気筒を搭載。
また、価格も86万3500円と安価ながら、快適装備も充実しています。
64馬力を発揮するアルトワークスも大いに魅力的ですが、超軽量なアルト Fの実力も侮れません。
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昭和の時代は軽量なクルマが多かったのですが、装備が簡素だったため必然的に軽くなっていました。たとえばコンパクトカーなら、エアコンやパワステ、パワーウインドウなどは標準装備しておらず、エアバッグなどの安全装備も搭載していません。
一方で、現行モデルではひととおりの快適装備や、安全装備が充実しているので、軽量化は難しい状況ですが、スズキは独自の軽量化技術を駆使して、軽いクルマをつくり続けています。
軽いクルマは走行性能の向上だけでなく、燃費にも良い影響を与えるため歓迎すべきですが、安全面や装備との兼ね合いもあるので、そう簡単ではないのが現状です。
自分は120馬力でも使いきれないなw
大半のドライバーならCVTのほうが速く走れるだろね、MTのトルク抜けは宿命だし