値上がりも納得!? ホンダ新型「オデッセイ」 デザイン変更は成功か

新型オデッセイにはどのような充実した装備

 今回のマイナーチェンジでは、外観デザインを大幅に刷新したほか、インテリアの質感向上、安全装備をはじめとする各種装備の追加や強化がおこなわれました。

 外観では、まるでフルモデルチェンジといわんばかりに大幅なデザイン変更を実施。とくに、フロントグリルは中国で販売されている「エリシオン」の骨格や塊感を取り入れ、厚みのあるフードや押し出し感のある大型グリルとなっています。

 また、薄型のLEDヘッドランプは目力の強さを表現しているほか、細いメッキを上品にあしらうことで、威圧感を出さないようなデザインに仕上げました。

 内装では、乗員の目に入りやすいインパネを変更。横基調でシンプルなデザインへ変更されています。

 とくに、ナビゲーションのモニターは現行モデルの7インチ(ディーラー装着ナビは9インチ)から、新型モデルでは10インチに大型化。

 メーター内部では1眼から2眼メーターかつ液晶パネルを3.5インチから7インチに変更され、先進的なデザインへと刷新されました。

 また、収納面でも運転席側への格納式ドリンクホルダー追加やリッド付きインパネアッパーボックスを新たに設定するなど、室内の収納も使いやすくなっています。

 安全装備では、「Honda SENSING」に、「後方誤発進抑制機能」を追加するなど、安全装備の強化もおこなわれました。

 また、使い勝手において、ドアノブに触れなくとも流れる光に手をかざすことでパワースライドドアの開閉が可能となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を国内初採用。

 パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに施錠が可能となる「予約ロック」をホンダ車で初採用しました。両装備は、どちらも標準装備となっています。

メーターが1眼から2眼になったことで古さを払拭
メーターが1眼から2眼になったことで古さを払拭

 パワートレインは、マイナーチェンジ前と同じ2.4リッターのガソリン車と、2リッターのe:HEV車(ハイブリッド車)が設定されています。

 細かな部分では、マイナーチェンジ前では2.4リッターガソリンエンジンに「DOHC i-VTEC(最高出力175馬力)」と「直噴DOHC i-VTEC(最高出力185馬力/190馬力」のふたつが設定されていましたが、マイナーチェンジ後では直噴タイプが廃止されました。

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 上質さと存在感を向上させた新型オデッセイ。しかし、高級ミニバンというジャンルでは、トヨタ「アルファード」が立ちふさがっています。

 アルファードは、2020年4月から9月の新車販売台数ランキングで5位、直近の10月でも月間1万台以上を販売する人気モデルです。

 1994年の初代モデルからホンダのミニバンジャンルを支えてきたオデッセイは、トヨタの「大空間高級サルーン」にどこまで迫ることができるのでしょうか。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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