値上がりも納得!? ホンダ新型「オデッセイ」 デザイン変更は成功か
大注目のホンダ新型「オデッセイ」。デザイン変更・機能充実・価格向上などで、ユーザーの反応はどうだったのでしょうか。
ユーザーも驚き、まるでフルモデルチェンジ
2020年11月5日、ホンダは上級ミニバン「オデッセイ」のマイナーチェンジを発表し、翌6日より発売しました。
現行モデルでは2度目のマイナーチェンジとなり、内外装のデザイン変更や静粛性、乗り心地の追求、機能性の向上など、あらゆる点が強化されています。
では、新型オデッセイはユーザーからどんな反応があるのでしょうか。
現行オデッセイは、2013年に登場した5代目です。歴代初となる両側スライドドアが採用されているほか、7人乗り/8人乗りモデルが設定されています。
2017年には最初のマイナーチェンジがおこなわれ、ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」の機能強化や、フロントフェイス、アルミホイールのデザインが変更されています。
これまでの売れ行きについて、登録車販売台数ランキング(軽自動車をのぞく)によると、2020年度上半期(4月から9月)で全体45位となる4075台。登場から7年が経過しているモデルということもあり、新型市場では苦戦を強いられている状況です。
今回のマイナーチェンジに対するユーザーの反応について、首都圏のホンダの販売店スタッフは以下のように話します。
「外観デザインが大幅に変更されたことで、『フルモデルチェンジじゃないの?』という問い合わせをいくつか頂いています。
そして、そのほとんどがデザインに対して好評な意見であり、なかでも『オデッセイはなんとなく古いイメージがあったが、新しい印象になった』というお声は非常に嬉しいものでした。
また、内装に関しても『高級感が増した』との意見や、『パネルが大きくて見やすい』という意見があり、マイナーチェンジで変更した部分がかなり好印象です」
ほかにも、新しくなったオデッセイのデザインに対しては、別の販売店スタッフも「好評な意見が多い」「若い世代からの問い合わせが増えた」と話しており、ユーザーからは非常に好感触のようです。
また、今回追加された各装備への反響もあるようです。前出の販売店スタッフは以下のように話します。
「ジェスチャーコントロール・パワースライドドアや予約ロックについては、展示車をご覧になった人や試乗された人など、実際にクルマに触れた人からはかなり好評です。
カタログを見ている段階では『必要ないのでは?』と思っていても、実車で体験するとその利便性の高さを実感するとのことです。
オデッセイは歴史あるモデルなので、既存オーナーが多いクルマです。しかし、そこに甘んじることなく、新規のお客さまも積極的に増やしていければと思います」
※ ※ ※
外観デザインの大幅な変更を筆頭にフルモデルチェンジ並みの大変身を遂げた新型オデッセイは、ユーザーからの感触も上々のようでした。
一方で値段に関しては、「マイナーチェンジ前より機能が充実したのは分かるが、価格も上がっているのが気になった」というように、マイナーチェンジ前後での価格を気にする声もあるといいます。
実際の価格面では、マイナーチェンジ前モデルが「G・AERO Honda SENSING(FF/7人乗り/ガソリン車)」の312万3186円から「HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING(FF/7人乗り/ハイブリッド車)」の431万4852円でした。
マイナーチェンジ後では、標準モデルが廃止され高級志向のABSOLUTEに統合されたこともあり、「ABSOLUTE(FF/8人乗り/ガソリン車)」の349万5000円から「e:HEV ABSOLUTE・EX」の458万円となっています。
しかし、装備面では充実が図られていることから、納得しているユーザーも多いようです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。