本当に飛ぶ? 3分で「空飛ぶ車」爆誕!? 大空翔るBMW製エンジン搭載のスーパーカーとは
夢物語が現実となりました。クルマが変形してそのまま大空に飛び立つという、映画や漫画の世界が現実化されたのです。その実態とは、どのようなものなのでしょうか。
3分で空を飛べる!? 夢の空飛ぶクルマが登場間近!?
空飛ぶクルマといえば、SF映画や漫画、アニメの世界で目にする機会が多いですが、実際にクルマの形をしたモデルが大空に飛び立つことが可能になったようです。
2020年11月3日にスロバキアにある「クラインビジョン」は、同社が開発中の空飛ぶクルマ「Air Car(V5)」の飛行試験を実施しました。
このAir Carは、3分以内にクルマから航空機に変わる最新世代の空飛ぶクルマです。
開発元のクラインビジョンは、代表のステファン・クライン氏が30歳の夢を実現させた研究開発会社で、手頃な価格の空飛ぶクルマを実現する特許技術を開発しました。
ステファン・クライン氏によって設計された第5世代の空飛ぶクルマで、スロバキアのピエシチャニ空港で2回の1500フィート飛行試験を完了しました。
Air Carは、空中と地上の両方で使用可能で、ボディの両側に翼があり、ボタンを押すだけで運転モードから飛行モードにすばやく切り替えることができ、約3分で変換が完了します。
搭載されるパワートレインは、最高出力約140馬力を発揮するBMW製1.6リッターエンジンで、最高200km/hの速度で飛行可能となり、推定1000kmの距離を飛行出来るとしています。
Aircarの使用用途としては、空港までクルマで行き、Air Carでゴルフコース、オフィス、モール、またはホテルまで運転して、通常の駐車スペースに駐車できます。
クラインビジョンの共同創設者、投資家、パイロットであるアントンザジャックは述べています。
開発にあたって、シニアデザイナーであるルドヴィト・イェドリチカは「クルマと飛行機の組み合わせは非常に難しいです。重量は重要な問題でした。従来のクルマは非常に重いですが、空飛ぶクルマの重さはそうではありません」と説明しています。
なお、2人乗りモデルの重量は1100kgで、1回の飛行で200kgの追加荷重を運ぶことが可能です。
今後の動向について、ステファン・クライン氏は「EASA規制に準拠した必要なすべての飛行試験が完了した後、6か月以内に約300馬力を発揮するエンジンを搭載したモデルを提供予定です。また、今後は水陸両用モデルも控えています。なお、良いニュースとして、これらのモデルにはすでにバイヤーがいることです」と話します。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。