「これは凄い!」トヨタ新型「ミライ」の完成度高し! センチュリー並みの高級セダン
走れば走るほど空気を浄化!? 気になるMIRAIの価格は…?
コースの安全確認をしたので全開。するとなかなか元気。
車重は1930kgと決して軽くないけれど(同じLSのプラットフォームを使う2ドアのLC500と同等)、レスポンスの良いモーター駆動のためアクセル踏んだら「グイ!」と加速。182馬力というモーター出力からイメージするよりずっと気持ち良く走ってくれます。
コーナー立ち上がりでアクセル開けたら舌を噛みそうな「エアピュリフィケーションメーカー」の針が右に振り切る。
燃料電池は水素と反応させるための空気がPM2,5などで汚れていると好ましくない。
そこで吸入した大気を高性能フォルターで浄化しているおり、その空気を排出してます。結果的に走れば走るほど大気を浄化していく。
今回も全開でたっぷりサーキットを走ったため、たくさん空気をキレイにしてやりました。
ちなみに燃料電池スタックは従来型より大幅に小型軽量化され、高価な素材である白金の使用量を半分以下にしている。
生産効率も高くした結果、大幅なコストダウンが出来たそうな。新しい技術のためドンドン進化していきますね。

空気をキレイにするとなればフルアタックでしょう。
圧倒的にシャシ性能が高いため、ブレーキ掛けてもハンドル切っても余裕。高い性能を持つ20インチタイヤ採用グレードだとシャープに走り、19インチタイヤ採用グレードは穏やかに曲がっていく。
絶対的なグリップ性能からすれば19インチタイヤがちょうど良い感じ。お好みで。
後輪駆動のためステアリングフィールは素晴らしく素直。いや、今や前輪駆動ですらまったく気にならないレベルになっているけれど、やはり何か違う。
ウエット路面も試乗したが、「気持ちよ~く」曲がって行く。20インチ車はスイッチ押すと電子的な走行音も出せるようになっており、横滑りするとそれなりの音がして楽しい。
気になる価格は19インチのベースグレードで限りなく700万円に近い700万円台。
20インチでリアシートの装備を加えた最上級グレードは限りなく800万円に近い800万円台になるようだ。
補助金の額が決まっていないけれど、仮に150万円出るとすればクラウンの最上級グレードと大差ない。これはお値打ちかもしれません。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。














































