改造ナンバーは21年4月規制強化! 「見えればOK」は間違い? 新基準の内容とは
撮影やSNSアップのために必要なカバーも、売買には要注意
ひと昔前は、ナンバープレートの汚れを防ぐため、走行中にカバーを装着しているクルマが見受けられました。
しかし、新基準では走行中にナンバープレートを覆うことは全面的に禁止されているため、NG行為です。
また、近年では、SNSの普及によってクルマをインターネット上にアップする場面が増えています。
その際、ナンバープレートにカバーを装着して撮影するケースも見られますが、その売買や使用方法には注意が必要です。
インターネット上のカー用品販売サイトでは、ナンバープレートを完全に隠すグッズについては、必ず「動画撮影用」「SNSアップ用」といった説明がされているほか、「走行中使用禁止」と大きく注意喚起されています。
購入や使用をする際は、注意事項を必ず守って使用しましょう。

実際に、ナンバーを隠すカバーについては、2017年に全国で初めて「販売者側」の逮捕例が出ています。
2017年、京都府でクルマのナンバープレートを隠すカバーを販売した男性が、「道路運送車両法(ナンバー表示義務)違反ほう助容疑」で逮捕されました。つまり、違法な走行を「助けた」という罪です。
これは、新基準が定められた約半年後の出来事で、全国初の「販売者の摘発」となりました。
また、逮捕された男性は、インターネットオークションで販売したとのことで、完全に個人間の取引であったことも話題となりました。
なお、購入者も数名書類送検されており、「取り締まりから逃れたかった」などと話しているとのことです。
ナンバープレートカバーの売買について、千葉県内の中古車販売店は以下のように話します。
「3年前の法律が変わった直後、撤去し忘れた規格外のナンバープレートカバーが店頭に並んでおり、警察から厳重注意を受けたのを覚えています。
まだ法律が変わって1か月後ほどにもかかわらずそんな厳しさだったので、もし今でも販売している業者がいたら、それは違法業者の可能性が高いでしょう」
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販売するだけでなく購入した側も送検される可能性があるため、売買の際には必ず商品説明をチェックするようにしましょう。また、走行中は絶対に装着しないようにしましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。











