日産が全長4m以下の新型SUV「マグナイト」投入! 爆売れトヨタ「ライズ」との共通点とは?
日産はインド市場に投入する小型SUVとして、新型「マグナイト」を発表しました。トヨタは2019年11月に「ライズ」を発売し、大ヒットを記録しています。新型マグナイトとライズはボディサイズやエンジンなど、共通点が多いようです。日産とトヨタのコンパクトSUVを比較してみました。
日産とトヨタの小型SUV対決が勃発か?
世界的なSUVブームのなか、最近ではコンパクトなSUVが数多く登場しています。そんななか、日産はコンパクトSUVとして新型「マグナイト」を発表。BセグメントのSUVを再定義するモデルとして、インド市場で2021年初頭に発売される予定です。
今回は、日産最小のSUVとして投入される新型マグナイトと、ヒットを記録するトヨタ「ライズ」を比較してみます。
新型マグナイトは、全長4m以下の小型SUVです。日産のコンパクトSUVといえば、国内では2020年6月に発売された新型「キックス」がありますが、同車のボディサイズは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm。全長こそ4300mmを切るサイズですが、全幅は1700mmを超えていることから3ナンバーサイズとなります。
新型マグナイトのボディサイズの詳細は明らかにされていませんが、全長は4m以下ということで、ライズの全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと同等のサイズであることが予測できます。
新型マグナイトの外観は、大胆で斬新なデザインです。最近の日産がさまざまなモデルに採用している「Vモーショングリル」ではなく、八角形の力強い印象の大型グリルを装着。
日産の新しいブランドロゴがグリル中央に配置され、SUVらしさを際立たせるデザインとしていますが、日産が新興国で展開している「ダットサン」ブランドのモデルと似たデザインです。
ダットサンブランドは、韓国やロシアから撤退し、アセアン地域の一部マーケットにおいても事業縮小することが発表されていますが、デザイン自体は新型マグナイトのように、日産ブランドとして引き継がれていくことになるのかもしれません。
新型マグナイトのフロントデザインは、シャープなLEDヘッドランプとL字型のデイタイムランニングライトを採用してスポーティなイメージとしました。
インテリアは運転席と助手席の空間が広く、ゆったりとした室内空間を実現。後部座席はひとクラス上のクルマに匹敵するような足元のゆとりある空間を確保しました。
8インチのタッチスクリーンを持つインフォテイメントシステムはApple CarPlayとAndroid Autoに対応し、メーターには同セグメントでは画期的な7インチのTFT液晶ディスプレイを採用することでプレミアムな室内空間を演出しています。
対するライズは、2019年11月に登場。翌月12月には、乗用車の登録台数ランキングで2位、さらに2020年1月、2月は1位を記録するなど、大ヒットモデルとなっています。
企画・製造はダイハツが担当しており、同ブランドでは「ロッキー」として販売されています。
ライズのデザインは、トヨタのSUVに共通する下に広がるハの字の台形グリルを採用し、ダイナミックで力強い印象です。
この力強いフェイスデザインや厚みのあるロアボディ、張り出したフェンダーや大径タイヤなどにより、コンパクトなサイズでありながら、堂々としたワイルド系SUVをイメージさせます。
内装は、運転席からの視界の良さに配慮したインパネや、運転席側に向けて配置された操作パネル類、左手を伸ばした自然な位置に配置したシフトレバーなど、運転に集中できるドライバーズ空間を実現。
フロントシートには、ホールド性を向上させた新形状シートを採用しています。また、前後シートともにゆったり座れるように、ひざ周りにゆとりを持たせました。
インパネ中央には、スマートフォンと連携する9インチディスプレイオーディオを装備。SmartDeviceLinkとApple CarPlayに対応したアプリをディスプレイ上で操作することが可能です。
メーターは、LEDデジタルスピードメーターと7インチTFTカラー液晶ディスプレイをシームレスに表示し、フルスクリーンのような先進感を表現しました。
※ ※ ※
新型マグナイトとライズは、コンパクトなボディサイズという制約がありながら、力強さを感じさせる外観と、広くて上質感のある内装というコンセプトは同じだといえます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。