狙うのは「非スピンドルグリル」!? 中古車でお買い得なレクサス車5選
スピンドルグリルであっても中古車価格に差がつく!?
●レクサス「CT」(現行型)
2011年に登場したレクサス初となる5ドアハッチバックの「CT」は、いわゆるプレミアムコンパクトクラスとしては世界初のハイブリッド専用車です。メルセデス・ベンツ「Aクラス」とBMW「1シリーズ」がライバルとされています。
パワートレインはトヨタの3代目「プリウス」譲りで、1.8リッター直列4気筒エンジンとモーターの組み合わせで前輪を駆動します。電気式のCVTも基本は同じですが、CTではパドルシフト付の6段変速が採用されています。
ベースグレードとなる「CT200h」を軸に、装備を充実させた「バージョンC」やレザーとウッドに溢れたインテリアが特徴の「バージョンL」、そして専用サスペンションなどを搭載したスポーティな「Fスポーツ」の4グレードを設定。これはデビュー時から現在まで変わらないラインナップです。
マイナーチェンジによりスピンドルグリルを手に入れたのは、ほかのレクサス車よりちょっと遅い2014年のこと。内外装のリファインに加え、材料や溶接の見直しにより静粛性とシャシ剛性の向上を果たしています。
中古車相場は2013年式が120万円から190万円なのに対し、マイナーチェンジ後の2014年式は140万円から260万円。
平均するとおよそ50万円の違いがあり、高級車ではあるものの比較的安価なプレミアムコンパクトクラスとしてはかなり大きな差といえるでしょう。
●レクサス「HS」
レクサス初のハイブリッド専用車として、「HS」は2009年に登場しました。
日本においてはレクサス初のFFの4ドアセダンで、また初の直列4気筒エンジン搭載車でもあり、初のレギュラーガソリン仕様車という初めてづくしのクルマでしたが、2018年に生産を終了しています。
HSはプリウスの4ドアセダン版と思われがちですが、搭載されるパワーユニットは2.4リッターの直列4気筒エンジンに、「エスティマハイブリッド」などに搭載された高出力仕様のモーター(2JM型)を組み合わせたパワフルなものです。
一方で、プラットフォームは3代目プリウスと共通ですが、リアサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用するなど、随所で差別化が図られています。
ベースグレードの「HS250h」に加え、装備や足回りのセッティングが異なるいくつかのバージョンがラインナップされるのは、ほかのレクサス車同様です。
マイナーチェンジは2013年1月に実施され、中古車の相場は2012年式が100万円から150万円、2013年式が130万円から210万円。
その差は40万円程度と他車のスピンドルグリル前後の差に比べ小さめですが、これはHSが人気モデルとはいい難く、そもそも中古車相場が低めなことが原因と考えられます。
●レクサス「GS」(2代目)
2020年9月に販売を終了した「GS」は、最上級サルーンのLSに次ぐ位置づけのアッパーミディアムセダンです。
かつて日本ではトヨタ「アリスト」の名称で販売され、その3代目が日本における初代GSです。
今回で紹介するのは2012年に登場した国内では2代目のGSで、海外では通算4代目にあたるモデルです。
2代目GSは最初からスピンドルグリルが装着されているのですが、後期型は迫力のある大型のスピンドルグリルに対し、前期型のグリルはインパクトが弱めでした。
中古車相場も2015年11月のマイナーチェンジを境に大きな差が付いていることから、例外的にこの特集で扱っています。
2015年式(前期)は190万円から330万円なのに対し、2016年式は280万円から450万円とだいたい100万円以上も違うのです。
そんなお得な2代目GSは、ひと目でレクサスだと分かるデザイン、エモーショナルな走り、ハイブリッドを軸とする先進・環境技術の3つのテーマに重きを置いて開発されたクルマです。
パワーユニットが豊富に用意されているのが特徴で、ガソリンエンジンだけでも2.5リッターと3.5リッターのV型6気筒、2リッター直列4気筒ターボ(後期型のみ)と3種をラインナップしました。
珍しいのが、モーター(1KM型)こそ共通ながら、組み合わせるエンジンに2.5リッター直列4気筒と3.5リッターV型6気筒の2種を用意していることでしょう。
また、レーンキーピングアシストやレーダークルーズコントロールをオプション設定するなど運転支援機能が用意されていたり、テレマティクスサービスのG-Linkにも対応するなど、高級車らしい先進性もGSの魅力のひとつです。
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レクサスはトヨタが世界に誇る高級車ブランドです。1989年に北米で販売開始したのを皮切りに、翌年には欧州に上陸。その後、世界へと進出し、2005年より日本でも販売が開始されました。
日本車ならではのきめ細やかなクルマづくりがもたらす静粛性や信頼性、品質の高さは世界中で評価され、レクサスは瞬く間にプレミアムカーとして認知されるようになりました。
その一方で過去には、シンプルかつ機能的なスタイリングには「高級車らしい押し出し感に欠ける」という不満の声があったのも事実です。
とはいえ、高級車らしい押し出し感を好まない人も多く、そうした人にとっては中古車市場で割安な非スピンドルグリルの前期型レクサスは、魅力的な選択肢となるでしょう。
海外の通しでの話なら初代LSはUCF10系のセルシオだが日本の初代LSで私が意外に好きなのが中期型のハイブリッド専用グリルを用いたLS600hかな、スピンドルグリルの後期ほど乗り心地も改善されずに残ったじゃじゃ馬ぶりが尚も良かったりしてw
スピードメーターも回転系を角に追いやる大型の280仕様だしw、まだこの頃は如何にもTOYOTA車でどこか憎めない車だったけどね