狙うのは「非スピンドルグリル」!? 中古車でお買い得なレクサス車5選
中古車でも高額なレクサス車ですが、同ブランドの象徴である「スピンドルグリル」を採用する前のモデルは意外と安価に購入できることがあります。中身はそれほど変わらず、価格は安めという、お買い得な非スピンドルグリルのレクサス車を5台紹介します。
「スピンドルグリル」のあり・なしで中古車価格が変わる!?
日本が世界に誇る高級車ブランド「レクサス」は、現在、「スピンドルグリル」と呼ばれる台形と台形を組み合わせた大きなグリルが特徴です。
2012年に登場した2代目「GS」で導入されたのを皮切りに、ほかの車種もフルモデルチェンジやマイナーチェンジに合わせて順次採用。いまでは全車種にスピンドルグリルが装着され、レクサスを象徴するデザインとなっています。
中古車市場でも人気はスピンドルグリルのモデルですが、どのモデルも高値安定の傾向で、手を出しづらい状況にあります。
そこでオススメしたいのが、あえてスピンドルグリルではないレクサス車で、それも後にマイナーチェンジでグリルが変更されたモデルです。
なぜなら、マイナーチェンジということで、スピンドルグリルを装着した後期型とクルマ自体の性能や機能に大きな違いがないからです。
今回は、マイナーチェンジ前の「非スピンドルグリル」のモデルで、買い得なレクサス5車種をピックアップして紹介します。
●レクサス「RX」(初代)
レクサス「RX」は世界的に流行しているプレミアムSUVの先駆け的存在です。
日本登場が2009年のため先駆者のイメージはあまりありませんが、じつは日本で最初に販売されたモデルは3代目のRX。世界市場では初代RXが1998年に登場した、歴史のあるクルマなのです。
なお、初代と2代目のRXは、日本ではトヨタ「ハリアー」として販売されていました。
中古車としてオススメしたいのは、日本においての初代、世界では3代目にあたるRXです。
2007年の東京モーターショーで公開され、2009年に販売開始。2012年4月のマイナーチェンジでスピンドルグリルが装着されました。
デビュー当初は3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「RX350」のみの設定でしたが、少し遅れて本命とされるハイブリッドの「RX450h」を発売。
モーターに組み合わされるエンジンは、RX350と同じく3.5リッターV型6気筒エンジンでしたが、ハイブリッド車ではより効率に優れたアトキンソンサイクルエンジンとしているのが特徴です。
さらに1年後には直列4気筒の2.7リッターエンジンを積む「RX270」が登場。グレード展開はどのパワーユニットでもベースグレードとスポーティな「バージョンS」、豪華仕様な「バージョンL」が用意され、RX350とRX450hのバージョンLにはエアサス仕様も設定されていました。
RX270の駆動方式は2WD(FF)のみで、RX350とRX450hには4WDもラインナップ。ただし、両車では4WDのシステムが異なり、ハイブリッドのRX450hはプロペラシャフトを持たず、後輪はモーターのみで駆動します。
肝心な中古車相場ですが、マイナーチェンジ前の2011年式に対して後の2012年式は同等グレードと比較すると、だいたい50万円から60万円高くなっています。
高額な中古車では年式なりの差額ともいえますが、2011年式が100万円から150万円、2012年式が150万円から220万円が相場なので、50万円といえども車両価格の1/3から1/4も占める大きな金額といえるでしょう。
●レクサス「LS」(初代)
2006年より日本で販売が開始されたレクサスのフラッグシップサルーン「LS」は、海外においては4代目にあたり、3代目までのモデルは国内ではトヨタ「セルシオ」として販売されていました。
品質と静粛性の高さ、そして快適な乗り心地はセルシオ時代に十分に達成されていましたが、LSではさらに大きく優雅な外観となり、全長は標準ボディでも5mオーバーというサイズです。
日本仕様では初となるロングホイールベース版も登場し、その全長はなんと5180mmにも及びます。
グレード展開は、最終型セルシオと同じV型8気筒DOHCながら新開発の4.6リッターを搭載する「LS460」に加え、5リッターV型8気筒エンジン+モーターのLSシリーズ初となるハイブリッド車「LS600h」もラインナップ。
どちらにもロング仕様と4WDモデルが用意されますが、2WDモデルはLS460のみの設定でした。
また、いち早く先進安全装備を採用しているのも特徴で、衝突被害軽減ブレーキや緊急ブレーキシステムなどが標準装着、あるいはオプションで用意されていました。
初代LSにスピンドルグリルが与えられたのは2012年10月のマイナーチェンジでのこと。
中古車相場は2011年式(130万円から300万円)と2012年式後期(230万円から450万円)では100万円以上もの差が付いていますが、外観のリニューアルが中心のマイナーチェンジではなく、主要構成部品のおよそ半数が刷新されるというフルモデルチェンジ級の変更がおこなわれていたため、損得の判断は難しいところでしょう。
海外の通しでの話なら初代LSはUCF10系のセルシオだが日本の初代LSで私が意外に好きなのが中期型のハイブリッド専用グリルを用いたLS600hかな、スピンドルグリルの後期ほど乗り心地も改善されずに残ったじゃじゃ馬ぶりが尚も良かったりしてw
スピードメーターも回転系を角に追いやる大型の280仕様だしw、まだこの頃は如何にもTOYOTA車でどこか憎めない車だったけどね