瞬発力は「ランエボX」並み!? 新型SUV「エクリプスクロスPHEV」は三菱らしさ凝縮の痛快4WD! 新旧モデルを比較
並のエコカーとは違う! 瞬発力はランエボX並み!?
新型エクリプスクロスでもっとも大きな変更点となるのが、パワートレインラインナップです。
従来、ガソリンモデルとディーゼルモデルを設定していましたが、ディーゼルモデルを廃止し、新たにPHEV(プラグインハイブリッド)モデルを追加。先進性、機能性、そして静粛性を併せ持つあらたな選択肢が誕生しました。
搭載されるのは、同社初のPHEV車「アウトランダーPHEV」で実績のあるEVベースのPHEVシステムで、ツインモーター4WDが安定感ある走行性能を実現。
また、4WD技術に定評のある三菱の最新4輪制御システム「S-AWC」と組み合わされ、並のエコカーとは一味違う高度な走行安定性を見せます。
そのうえ高出力モーターの採用によって瞬発力にも優れており、0-5m発進加速のタイムは三菱のスポーツ4WDセダン「ランサーエボリューションX」と同等レベルを実現しました。
S-AWCのドライブモードは、PHEV/ガソリン共通で「ノーマル」「スノー」「グラベル」があるほか、PHEV専用で「ターマック」を設定。あらゆる路面状況において、意のままの操縦性と卓越した安定性をドライバーに提供します。
PHEV車で気になるのは充電の使い勝手ですが、新型エクリプスクロスPHEVは普通充電(200V)に加え、急速充電にも対応。急速充電を使えば、わずか25分で80%分の充電をおこなうことができます。
EV航続距離は、アウトランダーPHEV(WLTCモードで57.6km)と同等レベルということです。
また、PHEVならではの機能として、大容量バッテリーによる電力供給が可能となる点もメリットとして挙げられます。
車内に設置したAC100V電源より電力供給が可能で、1500Wの最大出力により、掃除機やヘアドライヤーなども利用可能です。
さらに、最大10日分の電力を蓄えることができることから、もしものときの非常用電源としても活用できます。
なお、ガソリンモデルにも4WDの設定があり、前輪左右の制動力を調整して旋回性を高めるAYC、制動力を制御するABS&ASCを協調させるS-AWCが搭載され、ドライバーの運転操作に忠実な安心感の高い車両挙動を実現。
また、サスペンションの最適化もあわせておこなわれています。
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三菱は、世界初の量産電気自動車「アイミーヴ」の市販化や、発売から6年でグローバル販売台数20万台を達成したアウトランダーPHEVに代表されるように、電動化技術で実績があります。
また、パリ・ダカールラリー(現ダカールラリー)やWRC(世界ラリー選手権)への参戦で培われた高度な4WD制御技術も大きな強みで、新型エクリプスクロスPHEVはそれらが融合した最新SUVといえるでしょう。
三菱らしさが凝縮された新型エクリプスクロスが、SUV市場でどれほどの存在感を示すのか、注目されます。
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