最近のクルマは初心者マークが付けられない!? 装着しっぱなしで起こるトラブルとは

マークのつけっぱなしはシミの原因に!?

 クルマの前後のボディに装着しなければならない初心者マーク、高齢者マークですが、装着したままで放置するとトラブルの可能性があるといいます。

マークを長期間貼りっぱなしにするとシミになることも
マークを長期間貼りっぱなしにするとシミになることも

 都内のカーショップの整備担当であるH氏は、次のようにいいます。

「マグネットゴム式にしてもシールタイプにしても、長期の放置は控えたほうがいいと思います。とくに駐車場が屋外の場合は常に日光や雨風などにさらされている状態なので、その部分だけマスキングされた状態になります。免許取得後1年が経過して、いざ初心者マークを外したら、その形でシミになってしまうケースが多いのです」

 直射日光による日焼けは想像以上で、まるでサングラスをしたまま日焼けした人のように、初心者マークの形がボディに残ってしまそうです。

 またマグネットゴム式を長期間放置しておくと、日焼け跡が残るだけでなく、熱などによって固着してしまうケースもあるといいます。

「装着した跡が残ってしまうと、キズ消しなどの処理とは違い、同じボディカラーを統一させるのは非常に難しいです。最終的にはボディパネル全体(ボンネットごと)を再塗装しないと、色が合わなくなってしまうことも多いです」

 では、ボディに日焼け跡を残さないためには、どうするべきなのでしょうか。

「もっとも手っ取り早いのは、乗るたびにマークを貼り付ける方法です。降りたらマークを取り外してグローブボックスやドアポケットなどに収納しておくだけで、日焼け跡のシミを回避できます。同じように、洗車のときもマークは取り外してから洗ってください。

 とくに最近は、高齢者ドライバーが装着したままの状態にされているケースが多いようです。シミの有無は下取りにも多少は影響する可能性もあるので、ご注意ください」

※ ※ ※

 初心者マークは免許取得から1年以内は装着義務のあるものだけに、外すのが面倒なのも事実ですが、クルマを良い状態に保つためには、乗るとき以外は取り外しておいたほうが無難です。同様に、俗にいう「ステッカーチューン」も日焼けには注意が必要です。

 ちょっとした気遣いすることで、愛車と楽しい時間をより長く過ごすことができるのではないでしょうか。

【画像】初心者マークの装着で違反になる貼り方とは?

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー