コロナが影響? トヨタ「アルファード」快進撃 9月に1万台超えのワケ
9月に今年初の1万台超え!? そのワケは決算とライバルにあった?
コロナバブルの影響もあり、「アルファードバブル」ともいえる状況ですが、個人客からの人気も高いようです。前出とは別の郊外のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。
「アルファードを購入される人の年齢層は、20代から50代と幅広いです。エントリーモデルからハイグレードまで価格差が大きいため、より広くカバーできているのではないでしょうか」
アルファードのグレード間の価格幅は、352万円から775万2000円と400万円以上あり、価格による選択肢の広さは国産車でもトップクラスです。
また、9月期に販売台数が伸びたのにはワケがあるといいます。前出の販売店スタッフは次のように話します。
「9月は決算期でもあるため、販売店ではほかの時期よりも割引や特別なサービスを展開します。
とくに、発売からある程度時間が経過しているモデルは、新車モデルよりは値引きをしやすいです。
アルファードは元々の販売価格が高いことと、モデル自体のライフでは4年目を迎えているので、値引きしやすい傾向にあります。
ただ、それと同時に人気があるため通常時期ではそこまで値引きしないことも多いですが、決算期は台数を稼ぎたいこともあり、いつもよりは値引きすることも影響していると思います」

また、決算期という以外にもライバル勢の影響も少なからずあるといいます。都内のトヨタ販売店スタッフは次のように話します。
「9月初旬にアルファードのライバルとされるホンダ『オデッセイ』や日産『エルグランド』がマイナーチェンジすることが話題となりました。
その結果、2台の比較対象としてアルファードへの関心度が高まり、結果として購入頂いたケースも考えられます。
実際に当店でもマイナーチェンジ後のオデッセイを検討されていたお客さまがアルファードを見に来られて、アルファードに決めたという事例もありました」
※ ※ ※
直近のアルファード人気の要因は、個人から法人まで、幅広いユーザー層に選択肢を提供できていることが大きいと考えられます。
また、奇しくもライバルとされるオデッセイとエルグランドのマイナーチェンジがアルファードへの関心を高めていることも影響しているようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。



































































