コロナが影響? トヨタ「アルファード」快進撃 9月に1万台超えのワケ
2020年4月より販売台数ランキングでトップ10入りを続けるトヨタ「アルファード」ですが、ついに9月には4位にランクインし、今年初の1万台超えを記録しました。なぜ、国産高級ミニバンがこれほど人気なのでしょうか。
高級ミニバン「アルファード」。 その人気の要因はどこにある?
トヨタ「アルファード」が2020年9月期の普通車販売台数ランキングで、並み居る競合を抑えて4位にランクインしました。
なぜ、国産高級かつ新型でもないアルファードが、これほどまでに販売好調なのでしょうか。
アルファードは、2020年4月に6位となったのを皮切りに、5月から8月まで5位から6位をキープし、9月には前述の通り4位に浮上しました。
現行アルファードは、2015年に「大空間高級サルーン」をコンセプトに登場した3代目です。
2017年にはマイナーチェンジがおこなわれ、エクステリアの意匠とインテリアの加飾が一部変更されました。
また、2019年12月(発売は2020年1月)には一部改良がおこなわれ、トヨタのコネクティッドサービス「T-Connect」が改良されるなど、通信系の装備が充実しています。
ユーザーニーズに応えるさまざまな仕様が展開され、ガソリン車(2.5リッター/3.5リッター)とハイブリッド車、2WDと4WD、7人乗りや8人乗り(X・ガソリン車のS)など、多数のグレードがあります。
販売価格は、ガソリン車が352万円から、ハイブリッド車が454万7000円からとなり、国産モデルやミニバンジャンルにおいて決して手が届きやすい価格帯ではありません。
では、どのような経緯で販売好調となっているのでしょうか。まず、4月にランキング上位に入った理由について、当時は首都圏のトヨタ販売店スタッフは以下のように話していました。
「2019年度末におこなわれた一部改良の影響が、納期ズレにより4月に出たのではないでしょうか。
通常、クルマはお客さまから注文を受けて生産を開始、完成したら納車という流れになります。
12月末の一部改良後にお客さまからの受注が増加し、生産に3か月程度の時間がかかっていました。そのクルマが4月に納車となったため、数字が伸びたと考えられます。
また、年度末である2月から3月は社用車としての注文が増える時期で、企業や自営業の法人が、決算前にクルマを新しくするといったケースも影響しており、注文とナンバー登録の時期のズレが4月の台数に影響したと思われます」
一気にランキングが上がった4月は、一部改良による注文の増加や、決算期の法人からの受注による納期ズレがおもな原因とされ、長くは続かないといわれていました。
しかし、その数字は5ヶ月が経過した9月には落ちるどころか上昇をみせています。それは、なぜなのでしょうか。
前出とは別のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。
「アルファードは上級グレードの契約も多いですが、それらを購入する人はコロナの影響を受けていない、いわゆる『お金持ち』が多いです。
これは近隣店舗から聞いた話ですが、コロナ禍で逆に儲かったからクルマを検討しに来た、という人もいたそうです」
未曾有のウイルス災害は、世界の経済にあらゆる影響を与えました。しかし、それは「損害」となる人もいれば、「恩恵」となる人もいます。
巷では「コロナバブル」という言葉も使われていますが、このウイルス災害下で儲かった人々の経済活動が、少なからずアルファードの好調を支えているようでした。
まあ外注に生産させてる車だから実質ハイラックス程度に評価するのが妥当だろうね。
TOYOTA自身がこの車をどんな順位に置いてるかが鍵だね、行列ラーメン店と同じで食べたら意外に美味しくない、結局はそんな車なんだろ。
それと登録台数と販売台数を同じに扱うのはどうかと思うけどね。