オペル新型「クロスランド」登場! 人気のコンパクトSUVジャンルで日本導入も間近!?
独オペルは2020年10月7日、コンパクトSUV「クロスランド」を大幅改良し発表した。欧州市場では2021年初頭に販売を開始する。
日本にはいつ導入!? 人気ジャンルのBセグメントSUV
独オペルは2020年10月7日、コンパクトSUV「クロスランド」を大幅改良し発表した。欧州市場では2021年初頭に販売を開始する。
オペルの新たなブランドデザインとなる「OPEL Visor(オペル・バイザー)」は、2020年9月に登場したニューモデル「モッカ」で初採用されたが、このクロスランドにも、モッカと同様に採用している。具体的にはフロントグリルとLEDヘッドライトを有機的に統合し、それをアクリルやガラスなどのパネルで覆うというデザインコンセプトになる。
オペル・バイザーは、今後すべてのオペルモデルに採用されていくという。
従来は「クロスランドX」というネーミングだったが、今回のマイナーチェンジを機に「X」が取れ、クロスランドという車名になっている
インテリアでは、人間工学に基づいたフロントシートの採用により、長距離のドライブでも快適さを向上。また後席は60:40で分割してスライド、およびリクライニングが可能だ。
後席は最大150mm前後スライドし、荷室容量は410リッターから520リッターに変更することができる。さらに後席背もたれを倒すと最大1255リッターの荷室が広がる。
クロスランドには「インテリグリップ」と呼ばれるトラクションコントロールを搭載。これはプジョー2008などに採用される「グリップコントロール」と同じ機能で、5つのモードをドライバーが選択でき、最適なトラクションと安定性を実現するものだ。
搭載されるエンジンは、1.2リッター直列3気筒、および1.2リッター直列3気筒ターボ、1.5リッターディーゼルターボ。1.2リッターガソリンの最高出力・最大トルクは83ps・118Nmで5速MTを組み合わせ、、1.2リッターターボは110ps・205Nm+6速MT、130ps・120Nm+6速MT/6速ATがある。
1.5リッターディーゼルターボは110ps・250Nm+6速MT、120ps・300Nm+6速ATと出力の違う2種類がある。駆動方式はすべてFFとなる。
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オペルは来年2021年に、日本再参入を果たすと発表されている。
その際、初年度導入モデルは、Bセグメントハッチバックの「コルサ(欧州名)」、プジョー「リフター」やシトロエン「ベルランゴ」の兄弟モデルとなる「コンボ ライフ」、そして全長4480mmのCセグメントSUV「グランドランドX」の3車種が予定されている。
今回 欧州で登場したクロスランドは、プジョー「2008」やシトロエン「C3エアクロス」と同じプラットフォームを用いたBセグメント・コンパクトSUV。日本でも2008がプジョーのベストセラーモデルになっていることを考えると、このクロスランドも再参入するニュー「オペル」ブランドの人気モデルになることは間違いない。
ただし、日本導入に関して具体的な発表はまだなされていない。
40年前くらいかのオペルを知っている者としては、会社がフランスの会社に吸収合併されたんだなと感じざるを得ないデザインだなあ。