なぜアルファードは勝ち組に? ライバル勢がマイチェンで対抗! 高級ミニバンに変化あり?

トヨタ「アルファード」は2020年に入ってから怒涛の販売台数を記録し、高級ミニバンながらランキングTOP10の常連となりました。なぜアルファードは一強を築けているのでしょうか。

なぜ? アルファード一強のワケとは

 日本自動車販売協会連合会(以下:自販連)の2020年8月販売台数ランキング(トップ50)では、トヨタ「アルファード」は7103台を記録し、普通車のなかで6位となっています。
 
 一方の兄弟車となる「ヴェルファイア」は、同月36位の1226台、ライバルとなるホンダ「オデッセイ」は47位の571台、日産「エルグランド」は圏外という結果ですが、なぜこれほどまでにアルファードが一強になったのでしょうか。

アルファード一強の高級ミニバン。 エルグランドとオデッセイがマイナーチェンジで市場に変化はあるのでしょうか。
アルファード一強の高級ミニバン。 エルグランドとオデッセイがマイナーチェンジで市場に変化はあるのでしょうか。

 初代アルファードが登場してから、2020年で18年が経っており、2015年からは3代目となる現行モデルが販売されている歴史あるモデルです。

 現在の高級ミニバンと称されるジャンルは、1997年に日産が初代エルグランドを発売したことから始まります。

 初代エルグランドは、日本における高級ミニバンというジャンル開拓したことで、それまでのミニバンとは異なる高級感のあるデザインや快適な居住性などが人気を博したことから、トヨタやホンダもその対抗馬の開発に追われました。

 その後2002年に、初代アルファードが登場。当初は「アルファードG」と「アルファードV」というふたつのモデルで展開。Gはトヨペット店、Vはトヨタビスタ店(現ネッツ店)で販売され、のちにVはアルファードの姉妹車「ヴェルファイア」として販売されます。

 販売された2002年の販売台数は約5万3000台を記録。ライバル車であるエルグランドを上回る結果とったほか、翌2003年には2.4リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車が追加されたことで、販売台数は約8万4000台を突破し、エルグランドに5万台近い差をつけました。

 一方のオデッセイは、1994年に発売された初代モデルがトヨタ「エスティマ」とともに日本でのミニバンジャンルを確立したモデルです。

 その後、前述のエルグランドやアルファードが登場したことで、ホンダも高級ミニバンの「エリシオン」を2004年に投入。クルーザーのラウンジをモチーフにデザインされたともいわれる豪華な内装が特徴的で、外観のデザイン、居住性、快適性、走行性能が評価されましたが、2013年に国内販売を終了しています。

 そして、現行モデルとなる5代目オデッセイは、エリシオンと統合する形で登場。先代よりも低床化したほか、歴代オデッセイとして初の両側スライドドアを採用するなど、高級ミニバンとしてのポジションを築いてきました。

 このような形で高級ミニバンジャンルが成熟してきていましたが、昨今ではアルファードが一人勝ちしている状況が続いているのです。

 これまでのアルファードのランキングは、2018年前半は20位半ばから10位台後半と推移。2019年は秋まで15位前後と高級ミニバンのなかでは大差で売れているのは変わらないものの、徐々に順位を上げていました。

 そして状況が一変するのが、2020年からです。直近の販売動向を見ると1月から3月では10位から15位、4月に6位、5月6月が5位、7月8月6位とコロナ禍でも5000台から7000台と好調を維持しています。

 アルファードの販売動向について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。

「アルファードは元々同クラスのミニバンでも人気や注目度が高いモデルです。さらには、毎年商品改良がおこなわれ、商品力に磨きを掛けています。

 とくに、2017年のマイナーチェンジでは外観デザインを大幅に変更したことが功を奏した結果、販売面でさらに売れ行きが上がりました。

 また、近年の傾向としてはそれまで同じトヨタもしくは他社のミドルサイズミニバンや上級なセダンに乗っていたお客さまがアルファードに乗り換えることが多くなったように感じます。

 同様に法人でも、これまではクラウンを要望されるお客さまが多かったですが、最近ではアルファードを役員クラスの社用車として検討される割合が多くなったことも、アルファード人気の要因だと思います」

 また、アルファードの人気は今後も続くと、別の販売店スタッフは次のように話します。

「2020年5月から全店舗でアルファードが扱えることになったので、以前よりも購入のハードルが低くなりました。

 あと、まだ定かではありませんがトヨタブランドのラインナップを整理していることが明らかになっており、先日『ルーミー/タンク』がルーミーに一本化されたことを皮切りに、アルファード/ヴェルファイアもアルファードに一本化されれば、どちらにするかお客さまは悩むことも無くなり、益々アルファードの販売台数が伸びるのではないでしょうか」

※ ※ ※

 現時点で、アルファード/ヴェルファイアの統合に関する話は噂程度の情報ですが、販売店スタッフのいうとおり、ルーミー/タンクが2020年9月15日のマイナーチェンジで統合したことで、ほかの兄弟車も統合されるのは確実だといえます。

 その一方で、エルグランドとオデッセイはそれぞれ2020年秋にマイナーチェンジをアナウンス。ともに、先行ティザーサイトにて、外観デザインや機能面の変更点を公開しています。

 このマイナーチェンジが一強となったアルファードにどれほど影響があるのか、注目せずにはいられません。

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コメント

1件のコメント

  1. 断然ヴェルファイアのがカッコイイっしょ!
    アルファードなんか新しくなるにつれどんどんダサくなってるし
    なにより下品なDQNカスタム車多くて草

    それに比べヴェルファイアはノーマルだからこそカッコイイけどこれをカスタムしたらやはりダサくなる
    いじってもアルミぐらいだな