汚れたエンジンオイルはエンジン破損の原因に!? オイル交換の目安はどれくらい?

オイル漏れは修理が必要 応急処置はどうする?

 クルマからのオイル漏れを発見した場合は、できるだけ早くディーラーや販売店、整備工場などで修理するのが賢明です。

 ただ、すぐに持ち込めない場合や、下に漏れるほどではない軽症の場合は、オイル漏れ止め性能を持った添加剤が有効な場合もあります。

エンジンオイルの点検は自分でできる
エンジンオイルの点検は自分でできる

「あくまで応急処置ではありますが、すぐに修理に出せない場合などは『オイル漏れ止め添加剤』を使用するのも手です。

 おもにエンジンオイルと混合させて使用するのですが、オイルの粘度を上げて劣化したオイルシールやパッキンの隙間を埋めつつ油膜を形成し、漏れやにじみを防いでくれることから、添加剤でその場をしのぐこともできます」(K氏)

 もうひとつポピュラーな対処法は、オイルの継ぎ足しです。漏れた箇所をすぐに修復できない場合は、規定量までオイルを継ぎ足しながら修理してもらえるところまで動かすことができます。

「漏れていなくても、エンジンオイルが内部で燃焼してしまう場合などは、継ぎ足しで済むケースがあります。その場合は粘度の高いオイルを使うと油膜がエンジンを保護してくれますが、そのぶん燃費が多少悪化することもありますので、悩んだらスタッフなどに相談してみてください」(K氏)

 これらはあくまでも応急処置で、オイル漏れの量が多いと車両火災の原因となるだけでなく、スリップ事故を誘発することもあるので、すみやかに修理をおこないましょう。

 また、エンジンオイル以外にも定期的に点検や補充、交換したほうがいいものもあります。ATフルード(オイル)や冷却水なども併せてチェックしておきたいところです。

「最近はCVT車が増えていますが、メンテフリーではありません。メーカーが推奨しているのはだいたい4万kmとなっています。これを無視して走っていると壊れる確率がかなり高まりますので、エンジンオイルだけでなくATフルードやCVTフルード、ミッションオイルなども定期的なチェックと交換を忘れないでいただきたいです」(K氏)

※ ※ ※

 クルマは、エンジンなどの精密機械とタイヤやサスペンションなどの動作が噛み合ってはじめてスムーズに動くものです。

 正常な動作には消耗品がつきものと理解した上で、グッドコンディションを維持するためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。

【画像】汚れがベットリ… オイル交換せずに破損したエンジン(13枚)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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