マツダ「コスモスポーツ」復活!? 旧車パーツなぜ続々登場? 絶版部品を復刻させた背景とは
自動車メーカーも復刻パーツを販売 新規開発するメーカーも
近年では、国内自動車メーカーやその関連企業が絶版パーツを復刻する動きも広がってきています。
マツダは2017年に「NAロードスターレストアサービス」を開始。1989年に発売された初代(NA型)「ロードスター」の現存数が多いことや、長く愛用しているユーザーが多かったことから実現されました。
初代ロードスターに限定していますが、レストア(再生)サービスだけでなく、ハンドルやシフトノブ、フロアマット、ソフトトップ、そのほか補修用部品を復刻しての販売もしています。
さらに、マツダはブリヂストンと共同で、初代ロードスター発売当時の純正タイヤ「SF-325」を復刻して販売するなど、他社と共同での取り組みもおこなっています。
また、ホンダの純正用品を手掛けるホンダアクセスは、1999年に発売された「S2000」の復刻パーツを2020年6月に発売しました。
発売から20年の節目を迎えたことをきっかけに開発がおこなわれ、ただ復刻するだけでなく、新デザインのフロントバンパーを開発するなど、S2000の新たな一面を見られるパーツも用意されました。
S2000の20周年記念純正アクセサリーについて、ホンダアクセス広報部の担当者は次のようにいいます。
「これまでにも、『NSX』や『ビート』といった“名車”と呼ばれるモデルの節目にアイテムを発売してきました。
古いクルマのオーナーからは自分のクルマのパーツも復刻してほしいという要望もあるのですが、残存する台数などを考慮したうえで、復刻パーツの取り組みをしています。
ホンダ車に長年乗っていただいているオーナーのために、今後もこういった古いクルマへの取り組みができればと考えています」
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復刻パーツを販売する動きは、トヨタによる「GRヘリテージパーツプロジェクト」があるほか、日産・ニスモ・オーテックジャパンが共同でR32型・R33型・R34型「スカイラインGT-R」用パーツを再生産する取り組みがあります。
自動車メーカーおよび関連企業が取り組む狙いのなかには、自社製品を長年保有しているオーナーを重視したサービスという一面もありそうです。
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