あなたは大丈夫? 「あおり運転」罰則強化も危険な運転が減らない訳

あおられる側にも原因が!? どんな運転があおられやすい?

 しかし、誰もがキレやすい精神状態で運転しているわけではなく、あおり運転が発生するときは、あおられる側が問題行動を起こしている可能性も否定できません。

周囲に迷惑をかける運転をしているとあおられることも(イメージ)
周囲に迷惑をかける運転をしているとあおられることも(イメージ)

「あおられ運転」の具体的な例として、高速道路では「追い越し車線をノロノロ走行」「車線変更のタイミングが不適切」「速度調節のつもりでひんぱんにブレーキをかける」など。

 一般道では「交差点での右左折時の優先順位を理解していない」「ウインカーを出さずに車線変更」など、周囲から見れば危険な運転をしているドライバーを見かけます。

 しかも周囲に迷惑をかける運転をするドライバーに限って本人は無自覚なことが多く、そういうドライバーがストレスでイライラしているドライバーの目の前に割り込んできたりすると、あおり運転のターゲットにされてしまう可能性が高いといえます。

 さらに、自分の思い通りにいかない状況に対して我慢できる度合いには個人差があり、この我慢レベルの低い人間があおり運転を起こしやすいタイプだとされていますが、あおり運転をしないためにはどうするべきなのでしょうか。

 そこで有効な手段が、怒りを上手にコントロールする「アンガーマネージメント」です。

 自分の都合ではなく、ほかのドライバーが何を考えているのかを考えることで、相手を否定しない気持ちを持って怒りを暴発させない方法として効果的です。

 それでもイライラしてしまう人は、まず6秒間ジッと我慢することをおすすめします。心理学的には怒りのピークは6秒といわれており、数秒間やり過ごすことであおり運転を抑制することができるというわけです。

 また、「あおられ運転」にも気をつけたいところです。

 道路標識に従うのはもちろんですが、周辺のクルマの流れにも注意して無駄に車間距離を広めに取ったり、信号待ちでよそ見をして発進が遅れるなどのうっかり運転を減らす意識も必要だといえます。

【画像】あなたはやってない? あおり運転で罰則を受ける行為とは?(13枚)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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