オープンエアはいまが最高の季節! 今人気の中古車オープンカー5選
憧れのポルシェは中古でいくら?
●ポルシェ「ボクスター」
ボクスターは、ポルシェのオープン2シータースポーツカーとして1996年に発売されたモデルです。
水平対向エンジンのBOXERとオープンカーを表すROADSTERをかけあわせたネーミングが、クルマの特徴を端的に物語っています。
2016年に名称が「718ボクスター」に刷新され、現行モデルの4代目が販売されており、新車価格は812万円からとなっています。
ボディサイズは全長4385mm×全幅1800mm×全高1280mmで、2リッター及び2.5リッター水平対向4気筒ターボエンジンを搭載。駆動方式はMR、6速MTとツインクラッチのATである「PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)」が用意されています。
中古市場には、現行型である718ボクスターも含めると220台ほど流通しています。平均価格は、名称の変更によりモデル全体での情報が確認できませんでしたが、初代から3代目までのボクスターは269万円、現行の718ボクスターは725万円となっており、全体の価格帯も100万円を切るものから、1000万円を超えるものまで幅広くなっています。
現行モデル以前のほうが安く購入できますが、2000年以前の年式の古いものだと、走行距離が10万km近くのもの多くなっているので、旧年式の個体の購入を検討する場合はしっかりコンディションを見極めて選ぶことをおすすめします。
●BMW「Z4」
Z4は、BMWのプレミアムオープンカーという立ち位置で、それまで発売されていたZ3の後継として2003年に登場しました。
BMWらしいロングノーズ+ショートデッキというスタイルで、オープンカーならではの開放感と新世代のBMWらしいスポーティな雰囲気が特徴のモデルです。
2016年に一度生産が終了してしまいますが、2019年から現行モデルの3台目が販売されており、新車価格は580万円からとなっています。
現行モデルは、トヨタ「スープラ」と90%以上の部品を共通にする兄弟車としても知られていますが、走行面の味付けはスープラとは異なっており、Z4はルーフにソフトトップを用いることで、ボディの軽量化と低重心による走行性能の向上が図られています。
全長4335mm×全幅1865mm×全高1305mmのボディサイズに対し、搭載されるエンジンは2リッター及び3リッター直列4気筒ターボエンジンです。
駆動方式はBMWこだわりのFRで、他メーカーがDCTを多く採用するなか、ステップ式ATが使用されているところにBMWのアイデンティティが感じられます。
中古車の平均価格は240.5万円で、250台ほど流通しています。初期モデルだと30万円程度のものもあり、先代モデル以降でも100万円台から700万円程度までと大きな価格幅があります。
低プライスがつけられたZ4の中古車は、初期モデルが多く、発売から20年近くが経っているため注意が必要です。
また、走行距離だけで車両のコンディションをすべて把握はできませんが、低価格の個体では10万km以上走行しているものが多く見られるので、とくに初代Z4の購入を検討する人は、現車確認をしておきたいところです。
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オープンカーといっても、車種ごとの特徴や魅力があり、オープンボディならではの高い開放感・デザイン性の高さを共通点としながらも、それぞれのメーカーのこだわりやアイデンティティが強く感じられます。
中古車であれば、自分の求める性能や予算に合わせて、多様な選択肢から最適な1台を探すことが出来ます。車種ごとの個性を見極め、自分にピッタリのオープンカーを選びたいものです。
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