オン・オフどっちも自信アリ!? 新型ヤリスクロスは今年の大本命? トヨタのSUVらしさを見た

最近は、各社からさまざまなコンパクトSUVが登場していますが、なかでも注目度が高いのがトヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」です。ヤリス兄弟として発売されたSUVですが、どのような特徴があるのでしょうか。

ヤリス兄弟大本命!? 新型ヤリスクロスの中身はすごいのよ!

 イケイケ肉食系のコンパクトカーに生まれ変わった「ヤリス」が好調な販売を続けているなかでも、「ちょっとファミリーで使うには小さいかな?」と躊躇していた人や、コンパクトSUVが気になりつつも、デザインや燃費でビビビとくるモデルがなかった人に、早くも大本命登場と注目されている「ヤリスクロス」。

人気爆発!?  街中ベスト&丁度良いサイズ感の新型ヤリスクロス
人気爆発!? 街中ベスト&丁度良いサイズ感の新型ヤリスクロス

 TNGAのGA-Bプラットフォームや、1.5リッター直列3気筒のダイナミックフォースエンジンと、同エンジンにリダクション機構付のTHS・を組み合わせたハイブリッドは、ヤリスを踏襲しつつも外観で共通するのはサイドミラーとアンテナくらいとのこと。
 
 そんな独自路線をゆくヤリスクロスのデザインは、絶妙に都会的な雰囲気が大きな魅力です。

 ただ、今回試乗してみていちばん驚いたのは、外観が都会的だからといって、SUVとしてのタフさや利便性が弱いと思ったら大間違い。

 むしろ、ほかのコンパクトSUVよりもしっかり考えられていると実感したことでした。その理由としては大きく2点あり、まず1点目が日常からレジャー、アウトドアスポーツまでこなせる実力派のユーティリティです。

 ボディサイズの全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmは、トヨタ車のなかでは5ナンバーとなるコンパクトSUVの「ライズ」より少し大きく、「C-HR」より全長と全幅が少し小さく、全高が40mm高くなるというサイズ感。

 ところが室内寸法を見るとライズの方が広く、ラゲッジ容量を見ると、ライズの369リットルやC-HRの318リットルより大容量の390リットルを確保しています。

 つまりヤリスクロスは後席スペースを広げる代わりに、SUVとして期待される積載性を重視したということではないでしょうか。

 そんなラゲッジのフロアには、トヨタのコンパクトSUV初となる6:4分割のアジャスタブルデッキボードがグレード別に備わっています。

 荷物に応じてフロアの高さが変えられるほか、後席が4:2:4分割で倒せるようになっていて(G、Zグレード)、フレキシブルなアレンジが可能。

 開口部のすぐ脇が大きくえぐれていることで、9.5インチのゴルフバッグが5人乗車時でも横積みできたり、後席を倒して自転車が積めるというのも驚きです。

 さらに、リアゲートが足の動作だけで開閉できる「ハンズフリーパワーバックドア」もトヨタのコンパクトSUVとして初採用。オプション価格で7万7000円はちょっと高めに感じますが、従来トヨタ車比で約2倍の開閉速度を実現しており、確かに素早く開くのは便利です。

 また、ハイブリッドにはオプションで、災害などの非常時に給電もできる、1500Wのアクセサリーコンセントが設定されているのもポイント。

 電気ポットやホットプレート、扇風機などの家電がどこでも使えるので、アウトドアレジャーが好きな人ならかなり活躍するのではないでしょうか。

 室内を見てみると、前席スペースは頭上の余裕もあり、ゆったりとした空間です。ポケットやトレイ、カップホルダー、助手席のシートアンダートレーといった収納も多く、USBは通信用と充電用が2口あって、とても使いやすいと感じます。

 ただ残念なのは、シート表皮が合成皮革+ツィード調ファブリックになる「HYVRID Z/Z」以外のグレードは、質感がチープに感じられること。

 Zでも、どちらかというと本革と区別がつかないくらいの上質な合成皮革ではないので、ちょっと物足りなさがありそうです。

 そして後席は、大柄な人には頭上も足元もややタイト。ドア開口部も小さめなので、もしファミリーで乗るならチャイルドシート装着が必要な子供ではなく、1人で乗り降りできる小学生以上の子供がいるファミリーにオススメです。

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