トヨタ「ヤリスクロス」弱点は3つ? それ以外は全て褒められる!? 街中での魅力とは
では、新型ヤリスクロスの乗り味はどうなの?
ということで売れ筋になっているというハイブリッドのFFから試乗といきましょう。
Dレンジをセレクトして走り出すと、元気一杯だ。ハイブリッドといえば走る楽しさよりECOというイメージを持つかもしれないが、RAV4やヤリスの世代からガラリと味付けを変えてきた。積極的にモーターアシストしており、アクセル踏むと前に出る。
サーキットで長い時間全開にしていると徐々に伸び悩んでくるけれど、一般道なら使い切れないほど。ハイブリッドとガソリンエンジンの価格差は37万円。税金などで7万円くらい安くなるから実質30万円差です。
10万kmくらい走ると燃費差分となり、5年くらいで乗り換えれば燃費差+下取り額の高さで元は取れる。ハイブリッドを選んでおくことをすすめたい。
標準装備となる全速度域アダプティブクルコンを使ってみたが、やはり便利。高速道路の渋滞などで絶大な威力を発揮する。
うっかりミスで追突することは無いし、これまた意識しないで車間距離詰まってあおり運転と間違われることだって無い。
レーンキープアシストも使える仕上がりになった。高速巡航では軽くハンドル握っていれば良いです。
続いてガソリンエンジンに試乗。スタートからグイグイ出るハイブリッドから乗り換えた直後は少しばかり元気無い感じ。
でも慣れれば、むしろ平均的な1.5リッターよりパワフルなほど。年間5000km程度のチョイ乗りしかしない&10年以上乗ろうと考えているような人ならリーズナブルなガソリンエンジンで不満無し。なんたって、179万8000円からとお買い得価格です。
4WDもチェックしてみた。一般的な乗用車用4WDは左右輪のLSD機能を持たないため、片側が雪無し路面でも片側アイスバーンの登り坂だとスタート出来ない。
ヤリスクロスはオフロードセレクト機能を持っており、ボタンひとつで本格的SUVに近い性能となる。雪道を走る機会のある人なら、4WDを選ぶといいだろう。
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- トヨタ ヤリスクロス
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- 新車販売価格:179.8~281.5万円
- ボディタイプ
- SUV・クロカン
- 販売年月
- 2020年09月~生産中
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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