低全高ミニバンは減少でも ステーションワゴン人気は再燃!? カローラ&レヴォーグはなぜ人気?
中途半端よりは割り切ることが大事? 話題のモデルがそれを証明?
低全高ミニバンが減少傾向にあると同時に、2列シート5人乗りのステーションワゴンも年々姿を消しています。
しかし、最近ではその下火となったステーションワゴン市場が再び盛り上がってきているといいます。
そのきっかけとなったのが、前述のカローラツーリングです。現行モデルは、2019年9月に12代目のへとフルモデルチェンジ。「カローラ(セダン)」とカローラツーリング(ワゴン)の2タイプに加え、2018年6月には一足先にハッチバックの「カローラスポーツ」も販売されています。
カローラシリーズは、プリウスよりも低価格・低燃費・高性能ということもあり、最近の販売台数ランキングでも上位を維持するほどの人気ぶりです。
トヨタの販売店は「カローラシリーズのなかでもカローラツーリングは販売比率の多くを占めている」と説明するなど、ステーションワゴンの人気復活の要因となっています。
また、走行性能においても低速・中速・高速など各速度域でも安定した走りが出来る部分などが評価されています。
そして、もうひとつの要因として、2020年10月15日に発表されるスバルの新型「レヴォーグ」の存在も大きいようです。
初代レヴォーグは「レガシィツーリングワゴン」の後継モデルとして2014年に発売。当初は、適度なサイズで日本専用モデルとして販売されていましたが、のちに欧州などに投入されています。
2代目となる新型レヴォーグは、2020年8月20日より先行予約を開始され、一部のスバル販売店では、3週間ほどで約3000台の受注があったといいます。
また、新型レヴォーグはスバルならではの高い走行性能や高度運転支援システム「アイサイトX」など、クルマ本来の走りと昨今注目される先進安全支援システムが大きな話題となっています。
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低全高ミニバンが消えゆくなかで、2列シート5人乗りのステーションワゴンのみを設定するカローラツーリングや新型レヴォーグは、クルマとしての基本的な走行性能はもちろんのことながら、先進安全支援といった昨今必要とされる機能も備わっています。
また、直近で販売台数ランキング上位に位置するトヨタ「ライズ」や「ヤリス」、「フィット」などはコンパクトなサイズを活かした特徴を打ち出しています。
あれもこれもという中途半端ではなく、ある程度割り切った方が最近のクルマとしては支持される傾向にあるのかもしれません。
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