4億円オーバー! ゴードン・マレー「T.50」のレーシングバージョンは25台限定!!

いまやオークションで10億円のプライスで落札されることもある、マクラーレン「F1」の生みの親ゴードン・マレーが手掛けた「T.50」に、レーシングバージョンの計画があった。4億円オーバーの「T.50s」の全容とは。

「T.50s」オーナーだけの特別なサポートとは?

 コックピットは完全パフォーマンス重視仕様となる。ロードカーに装備されていたエアコン、インフォテイメント、収納コンパートメント、カーペットは装備されず、計器類も専用となる。

●コックピットは何が変わった?

100台限定ロードバージョンの「T.50」は、世界初公開から48時間でソールドアウト
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 T.50sでももちろんドライバーはセンターに座ることになる。シートはカーボンファイバー製のレーシングシートで、6点式ハーネスを装備。そしてドライバーの左側だけに助手席が用意された。これはコ・ドライバー用である。

 ステアリングホイールは、F1スタイルの長方形の形をしたカーボンファイバー製を採用。だたしステアリングホイール上で操作できるボタンは、トラクションコントロール、ローンチコントロール、インターカムなどの必要最低限の機能だけとなる。

 専用のディスプレイでは、トラックラップタイム、Gフォース、車両/エンジンデータなどのパフォーマンスに焦点を当てた情報のみが表示される。

●サスペンションやブレーキは?

 T50.sは、T.50のカーボンモノコックを継承しているが、バディパネルやサスペンションなどは大幅に変更されている。車高はロードカーより40mmも低くなった。

 スプリングレート、ダンパー、フロントアンチロールバーなどは、完全にレース用にチューニングされている。また、タイヤはミシュラン カップスポーツタイヤ2が鍛造マグネシウムホイールにセットされ、大幅にバネ下重量が軽減されている。

 ブレーキはブレンボ製を採用し、フロントに6ピストンキャリパー、リアに4ピストンキャリパー、ディスクはカーボンセラミックとなる。これにより、2.5Gから3Gの制動力を発揮。

 このほか、エンジンとトランスミッションの冷却システムは、センターフィンの設置を可能にするために車両の側面に移設された。

●オーナーだけの特権とは?

 T.50sのオーナーは、セットアップ、トレーニング、レース、サポートを含む「Trackspeed」のフルカスタマイズパッケージを受けることができる。これは、完全にカスタマイズ&パーソナライズされたレース体験を目的としており、各オーナーの好みやドライビングスタイルに合わせて、T.50sに幅広い調整をおこなうものだ。

 たとえば、シート、ステアリングホイール、ペダルなどの人間工学に基づいたカスタムメイドのセットアップに加え、各オーナーに合わせて車両のセットアップが可能だ。オーナーは、サスペンションやシャシバランスの微調整、デルタウィングの調整などをおこない、自分のドライビングスタイルや要望に合わせてクルマの性能を最適化できる。

 こうした個別のセットアッププロセスでは、当然エクステリアカラーも自由に選択することができ、すべてのT.50sが唯一無二のものとなる。

「T.50sは、オーナーが定期的にドライブできるよう、トラックスピードパッケージの一環として、一連のレースイベントを開催したいと思っています。このクルマをドライブする経験に勝るものはないでしょう」

 マレーのコメントによると、T.50sでのレース開催も構想にあるようだ。

【画像】ロード仕様の「T.50」の全容を見る!(18枚)

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