日本は10月発売! ホンダ「シビックタイプR」 北米でひと足先に発売へ

ホンダの北米法人は、2020年9月3日(現地時間)に「シビックタイプR」のマイナーチェンジモデル(北米では2021年モデル)を日本に先駆けて販売開始しました。日本では、同年10月の発売を予定しています。

一足先に北米で販売された「シビックタイプR」

 ホンダの北米法人は、2020年9月3日(現地時間)に「シビックタイプR」のマイナーチェンジモデル(北米では2021年モデル)を日本に先駆けて販売開始しました。
 
 また、限定モデルとなる「リミテッドエディション」も同月末には発売となります。

日本では10月に販売予定の新型「シビックタイプR」と「シビックタイプR リミテッドエディション」
日本では10月に販売予定の新型「シビックタイプR」と「シビックタイプR リミテッドエディション」

 2017年に登場した現行型のシビックタイプRは、グローバルモデルとして世界で販売されており、今回初めてのマイナーチェンジがおこなわれます。

 日本では、2020年1月に開催された東京オートサロン2020で初公開された際に、「2020年夏頃にマイナーチェンジモデルを発売予定」とアナウンスされていました。

 その後、同年6月にホンダは「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動へ影響」を理由に発売を延期していましたが、同年8月には「生産拠点での活動再開に伴い、今年の10月発売予定となります」と公表しています。

 一方、北米市場では前述のように日本より一足先に販売を開始しているようです。

 北米市場では、シビックタイプR(2021年モデル)の価格は3万7495ドル(約398万3000円)。リミテッドエディションの価格は4万3995ドル(約467万3400円)となっています。

 今回のマイナーチェンジでは、スポーツカーとしての本質と操る喜びをさらに進化させる改良が施されました。

 これまで手を入れてなかった領域として、「ドライビング空間」「一体感・ダイレクト感」「サーキット性能」などの部分が進化しています。

 さらに、マイナーチェンジモデルでは安全性を向上させるため、ベースモデルのハッチバックに適用されている「ホンダセンシング」が新たに搭載され全車標準装備となりました。

※ ※ ※

 限定販売されるリミテッドエディションは、シビックタイプRをベースに軽さと速さをさらに研ぎ澄したモデルです。

 専用装備としては、BBS製20インチ鍛造アルミホイールとミシュラン製パイロットスポーツ Cup2を採用するほか、リアワイパー、トノカバーなどの装備類を廃止することで、大幅な軽量化を図っています。

 リア部分には「CIVIC」エンブレムとシフト付近に装着されるシリアルナンバーのプレートがクロム仕上げになるなど、リミテッドエディションだけの特別感を演出しています。

 また、2020年7月上旬には鈴鹿サーキット国際レーシングコースでおこなわれた新型「シビックタイプR リミテッドエディション」の走行テストにおいて、FF車として最速となる、2分23秒993のラップタイムを記録。限定モデルの速さを世界中にアピールしていました。

 なお、各国に先立ちカナダでは2020年5月28日に限定100台の予約が開始され、「予約開始から4分で完売」とホンダのカナダ法人は明かしているなど、世界中のファンがシビックタイプRを待ち焦がれているといえます。

 日本では、10月発売予定のシビックタイプRとリミテッドエディション。各国で予約や発売の動きが出始めたことで、日本での発売が待ち遠しいです。

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