先行販売では5時間半で完売! シトロエンのMPV「ベルランゴ」のカタログモデルが登場
グループPSAジャパンは2020年8月26日、シトロエンのMPV「BERLINGO(ベルランゴ)」のカタログモデルを発表、10月1日より正式販売をおこなう。
ベースグレードの「FEEL」は312万円
グループPSAジャパンは2020年8月26日、シトロエンのMPV「BERLINGO(ベルランゴ)」のカタログモデルを発表、8月27日より先行予約キャンペーンを開始し、10月1日より正式販売をおこなう。
ベルランゴは、2019年10月に日本デビューを果たしたモデル。先行発売モデルの「デビューエディション」は、2度のオンライン予約が5時間半で満枠となるほどの人気ぶりとなった。
今回、カタログモデルとしての導入にあたり、デビューエディションとほぼ同等となるメイングレードの「SHINE(シャイン)」に加え、あえて装備を一部省き、より道具感を強調した「FEEL(フィール)」の2グレードを設定、さらに特別仕様車として、充実装備とマットオレンジのアクセントを持つ「SHINE XTR PACK」を設定する。
シャインは、デビューエディションに対し収納付きセンターコンソールや後席エアアウトレット、後席ウインドウ用ロールアップブラインド、後席足元に2か所の床下収納を備える。
フィールは、基本的にADAS(先進運転支援システム)はシャインと同じ装備としつつ、モデュトップ(最大14リッターの天井周のスペース)やリアのトップボックス(収納ボックス)、パノラミックルーフを廃し、センターコンソールとリアエアコンアウトレットを省略。リアの3分割加藤シートも6:4の分割可倒式となる。また16インチスチールホイールになる。
シャインXTRパックは、シャインをベースにマットオレンジのアクセントカラーをエアバンプやランプベゼルに配し、前後バンパーのアンダーガード風デコレーション、17インチアルミホイールなどを装備する。
車両価格は、メイングレードのシャインが338万円(消費税込、以下同様)、ベースグレードのフィールが312万円となる。また特別仕様車の「シャインXTRパック」は343万円だ。
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ベルランゴは全長4405mm×全幅1850mm×全高1850mm、ホイールベースは2785mmというサイズ。130ps・300Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、EAT8(8速AT)を組み合わせる。
広大なラゲッジスペースが特徴で、通常時(5人乗車時)で597リッター、最大で2126リッターとなる。また助手席を倒せば最大約2.7mもの長尺ものも収納できる。
欧州で、いわゆるレジャーアクティビティヴィークルとよばれるセグメントは、シトロエンが約23年前に創造したという。ベルランゴの発売は1996年7月、対するルノー「カングー」の登場は1997年と、ベルランゴの登場のほうが早い。
以来、ベルランゴはこの分野におけるアイコンとしても知られており、一部地域ではネット検索を”ググる”と呼ぶのと同じような意味合いでBERLINGOという名前が使われているという。初代モデルのデビュー以来、ベルランゴは330万台を超える販売を記録している。
ちなみにプジョー「リフター」やオペル「コンボ」(日本未導入。2021年に日本に導入予定)はベルランゴの兄弟車という関係だ。
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