隣接サーキットで試乗! メルセデスAMG、中国に世界初のエクスペリエンスセンター開設
メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは2020年8月21日、中国・浙江省にある浙江省インターナショナルサーキットに隣接した場所に、世界初となる「エクスペリエンスセンター」を開設したと発表した。
AMG最新モデルやGT3などレーシングカーも用意する
メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは2020年8月21日、中国・浙江省にある浙江省インターナショナルサーキットに隣接した場所に、世界初となる「エクスペリエンスセンター」を開設したと発表した。
新しく誕生したAMGエクスペリエンスセンターは、上海からクルマで約2時間、浙江省インターナショナルサーキットに隣接した場所にあり、約1305平方メートルの広さを誇る。
2フロアに12の機能エリアと4つの展示エリアを設けたレイアウトで、非常に包括的なブランドと製品体験を提供し、来場者はドライビングパフォーマンスのさまざまな側面を自分自身で発見することができるという。
1階のショールームでは、メルセデスAMGの歴史を知ることができる。ここに展示されている車両やテクノロジーは、アナログでもVR技術を使ったデジタルでも見ることが可能だ。
また特別に訓練を受けたAMGの専門家が、詳細な情報や個別のガイダンスを提供する。顧客が購入に興味を示した場合は、最寄りのAMG販売店に連絡、セールスをおこなう。
ラウンジである「Cafe63」や、AMGショップの高品質なライフスタイルアクセサリーのセレクションなど、施設はさらに充実している。さらに、このエリア全体をイベント会場として使用することも可能だ。
階段を上っていくと体験ゾーンへと続く。ここではレーシングシミュレーターやARアプリケーションを体験することができ、また脳波で制御されたスロットカーのレーストラックもテクノロジーのハイライトとなる。
AMGドライビングアカデミーの資格を持ったインストラクターとともに、サーキットでAMGの車両を体験できる機会は、この新しいフォーマットのユニークな提案になり、AMGエクスペリエンスセンターの最高の特徴となっている。
全長約3.2kmのサーキットでは最新モデルを含む豊富な車両を用意し、テストドライブやドライビングイベントを実施する。またGT3やGT4のレーシングカーも用意されており、モーターレースの醍醐味を体験することができるという。
浙江インターナショナルサーキットでは、このサーキットの独占的な使用に加えて、毎月特別なサーキットデイを開催しており、興味のある顧客やファンは、自身の車両またはセンターから予約したAMG車両で参加することが可能だ。ここで伝えられるブランドのイメージはモータースポーツを重視しており、来場者は「世界最速のファミリー」の一員であることを実感することができる。
中国市場では、現在120店舗あるAMGパフォーマンスセンター(ディーラー)と、北京と上海にあるAMGブランド専用センターの充実した販売ネットワークが、ブランドの成長目標を成功に導く重要な要素となっている。新しいAMGエクスペリエンスセンターは、ブランドの第3の柱として、ブランドの将来的な発展と販売のさらなる可能性を開拓するための戦略的な要素となる。
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中国汽車工業協会(CAAM)の発表によると、中国市場の2020年1-7月の自動車販売台数は前年同期比12.7%減の1236万5000台となっている。
これは新型コロナウイルス感染拡大による影響だが、中国経済の立ち直りは他の市場と比べると早く、2020年7月単月の自動車販売台数は前年同月比16.4%増の211万2000台と、3か月連続で2ケタの伸びとなっている。
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