「ご飯3杯はイケる」スバル新型「レヴォーグ」は先進技術満載! ファン垂涎の内容とは
クルマそのものも気合い入りすぎ! 新型レヴォーグはどんな高性能ワゴン?
安全面ばかり紹介したが、クルマそのものも気合い入ってます。短い時間の試乗ながら印象的だったのは「STIスポーツ」に採用された「ドライブモードセレクト」を「コンフォート』に設定したときの乗り味です。
ドイツのZF製ダンパーを採用しており、猫のようなソフト&上質の乗り心地です(猫に乗ったことないのでイメージです)。
それでいてしっかり車体の挙動は抑えており、スラローム走行してもグラつかない。はたまたコストが掛かった2軸の電動パワーステアリングを採用したため、ハンドル操舵力を軽くしても正確にクルマが動いてくれます。
足回りを柔らかくして安定感を出す技術、難しいし部品精度=コストが必要。試乗したらぜひコンフォートを試して欲しいです。
安全と足回りだけでなくまったく新設計となったエンジンもタップリ紹介したいところながら、今回は試乗コースの関係で十分味見が出来ませんでした。近々、高速域まで含めて試乗出来るというので、そのときまで楽しみにしたいと思います。
参考までに書いておくと、1.8リッターターボエンジンの最高出力は177馬力。最大トルク300Nmはターボ無しエンジンなら3リッターに匹敵します。
細かい部分まで凝っていて、たとえば冷却系統をふたつ持ちます。ヒーターは早く温度上がる系統から取り回すことにより、冬場の立ち上がりを大きく改善させているということです。
いずれにしろ久し振りに技術満載のスバルが出てきました。クルマ好きなら構造的な話を聞いているだけで御飯3杯くらい食べられると思います。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
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