アウディのコンパクトSUV「Q2」はなぜ日本で人気? そのスポーツモデルSQ2に乗ってみた

日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した、2020年上半期(1月から6月)の外国メーカー車モデル別トップ20を見てみると、アウディのコンパクトSUV「Q2」は2033台と、輸入車全体で15位にランクインしている。アウディのなかでもA3に次いで売れているQ2は、なぜ人気なのだろうか。スポーツモデルの「SQ2」に試乗した。

312万円から選べるアウディのコンパクトSUV「Q2」

「技術による先進」をスローガンに掲げるアウディは、VWグループの中でフルラインナップを揃えるプレミアムブランドとして、その存在感を示している。

 エクステリアデザインの先進性、インテアリアデザインの質感の高さなど、プレミアムカーのなかでもベンチマークになっている。ライト、ウインカーなども含めた電気、電子機器に関しても先進技術を取り入れるのが早い。

 2020年上半期(1-6月)の日本での登録台数を見ると、アウディのコンパクトSUV「Q2」が2033台と、輸入車の車種別で15位と大健闘している。今回は、アウディQ2の魅力がどこにあるのかを探ってみよう。

アウディ「SQ2」の走り
アウディ「SQ2」の走り

 まず、アウディのラインナップをもう一度チェックしておこう。
 
 基本形として「A1」「A3」「A4」「A5」「A6」「A7」「A8」というシリーズがある。A1、A3という小さいモデルはハッチバックから始まり、オーソドックスな3ボックスセダン、アバントと呼ばれるワゴン、2ドアクーペ、ファストバックスタイルの4ドアクーペ、カブリオレなどボディラインナップも多彩だ。モデル名の頭にSやRSが付くのは、サーキット走行も視野に入れたチューニングが施されているモデルだ。

 SUV系はQのイニシャルが付く。これも数字が大きくなるほどボディも大きくなる。「Q2」「Q3」「Q5」「Q7」「Q8」と5つのシリーズが用意され充実している。セダンと同じようにQシリーズも、Sというイニシャルが付くモデルはスポーツ系のハイパワーモデルである。

 その他2シーターのスポーツカーとして「TT」があり、現在はまだクーペとカブリオレが揃っている。また「R8」もレーシングカーに近い性能を持った本格的なスーパースポーツカーだ。またピュアEVも、「e-tron」という名前で間もなく日本でも乗れるはずだ。

 さて、本題に戻ろう。日本で発売しているQ2は以下の4グレードである。

・Q2 30TFSI(1リッター直列3気筒ターボ)312万円(消費税込、以下同)
・Q2 30TFSI sport(同) 386万円
・Q2 35TFSI cylinder on demand sport(1.4リッター直列4気筒ターボ)419万円
・SQ2 (2リッター直列4気筒ターボ+クワトロ)599万円

 ここでひとつ気づいたことは、価格が見た目より安いことだ。1リッターの3気筒エンジンとはいえ、ターボも付いて最大トルクは200Nmを発揮するから、日常使いの走りは十分余裕がある。それで車両価格が312万円からなので、輸入車は手が届かないと思っていた人たちが振り返るきっかけにはなるだろう。

 たとえばトヨタ「RAV4」を検討していたとすると、その車両価格は約265万円から388万円、またはホンダ「CR-V」だと329万円から444万円だから、FWDのQ2なら十分に許容範囲に入ってくるだろう。ただし車両価格が599万円の「SQ2」でもシート調整は手動だから、その辺でコストカットしているようだ。

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