1800万円オーバーで落札!! スバル「インプレッサ22B STi」とはどんなクルマだったのか

三菱「ランサー・エボリューション」の好敵手であるスバル「インプレッサ」。とくにラリーで活躍していた頃のモデルは人気があるが、なかでも400台限定販売だった「インプレッサ22B STi version」は別格の人気を誇る。英国でのオークションでは、どれくらいの価格で落札されたのか、レポートしよう。

英国オークションでの落札価格は、驚きの高プライス!

 そんなインプレッサ22Bが、イギリスのシルバーストーンオークションに登場した。走行距離は3万マイル(約4万8000km)で、シリアルナンバーは326/400という個体だ。

●インプレッサが1800万円オーバー!!

13万500ポンド(邦貨換算約1827万円)で落札された、スバル「インプレッサ22B STi version」(C)SILVERSTONE AUCTIONS
13万500ポンド(邦貨換算約1827万円)で落札された、スバル「インプレッサ22B STi version」(C)SILVERSTONE AUCTIONS

 メーターはマイル表示だが、これは後にイギリス国内で交換されたもの。付属品として山口スバルの車険証入れや、日本語の取り扱い説明書や点検整備簿が付属していることからもわかるように、もともとこの個体は日本国内向けの車両で、それが2004年にイギリスへと輸出されたものである。

 その後はイギリス国内のスバル専門家によってメンテナンスを受けながら、2020年まで保管されてきている。

 そのため、ボディのコンディションは極上レベルといっていい。レンズ類はすべて曇っておらずクリアだし、塗装に関してもヤレがない状態。

 エンジンルームも、空冷式インタークーラーのフィン部分が若干よれている程度で、樹脂パーツに劣化はなく、インテークマニホールドの赤い結晶塗装も綺麗だ。

 ただしマフラーはオリジナルではなく、砲弾型サイレンサーの社外品に交換されているが、それも劣化ない。タイヤはトーヨー・プロクセスT1-S(235/40R17)を履いていて、ホイールは純正BBS製となっている。

 インテリアも極上レベル。ナルディ製ステアリングやシフトノブといった、使用感がでがちなところもキレイだし、樹脂パネルやペダルも使用感はほとんどない。オリジナル状態を保っているブラック&ブルーのシートも、前後ともに擦れ感がない状態だ。

 メーター交換をしているとはいっても、実際にあまり乗られていない個体なのだろう、ということが、ここからもわかる。

 こういった、簡単にいえば極上の個体なら、日本国内での取り引きでも1000万円以上の価格がついてもおかしくはない。そのため、シルバーストーンオークションにの予想落札価格も、7万ポンド−8万ポンド(邦貨換算約980万円−1120万円)となっていた。

 ところが、実際に落札された価格は、なんと13万500ポンド(邦貨換算約1827万円)というハイレベルなものだった。

 そこには、イギリス人のスポーツカー好き、ラリーカー好き、そしてスバル好きという側面が大きく影響しているかもしれない。

 技術にこだわりをもち、水平対向エンジンの可能性を追求し続けているスバルという自動車メーカーが作った、世界で400台のみのワールドラリーカーのメーカーレプリカ。いかにも好き者が手を出しそうなスペックである。

 実際のところ、この価格で購入しても、このあと大事に乗りながら保管をしていけば、手放すときにはさらなる値上がりだって期待できてしまうはずだ。

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