「ウルス」を抜いてSUV最速!! ベントレー「ベンテイガ・スピード」誕生!
ラグジュアリーSUVのベンチマークたる「ベンテイガ・スピード」の仕様は?
ベンテイガ・スピードの走行モードは、オンロード向けに「コンフォート」、「スポーツ」、「ベントレー」、「カスタム」の4種類が用意される。スポーツモードでは、これまでのベンテイガとは異なるスピード専用のダイナミックなチューニングが味わえるという。
ベンテイガで世界初搭載した48Vの電動式アクティブ・ロール・コントロール技術「ベントレー・ダイナミックライド」も、もちろんスピードにも搭載されている。コーナリング時の安定感やシャープなターンインは、ベンテイガ・スピードの走りをさらに魅力的なものにするだろう。
ブレーキは、オプションにセラミックブレーキを用意。これは制動力が6000Nm、耐熱温度が1000度という、ベントレー最大かつ最強のブレーキとなり、さらに通常のスチール製よりも20kg以上軽量という特長を持つ。
エクステリアにも、スピードに独自のフィニッシュは数多くある。たとえばダークティントのヘッドライト、ボディ同色となるサイドスカート、前後バンパー、テールゲートスポイラー等々である。ヘッドライトと同様にダークティントのテールランプがリアビューを引き締める。
ホイールは2種類の22インチ径から選択が可能だ。
●豊富なカラバリから好きな色をチョイス
エクステリアの標準色は17色、ほかにオプションカラーとマリナーカラーが47色用意され、デュオトーンも24種類からチョイスできる。
これに対応するインテリアはレザーが15色、カラースプリット6種類、ウッドパネル8種類、テクニカルフィニッシュ2種類を用意。すべてのシートバックには標準で「Speed」の刺繍が入る(オプションでベントレーのロゴを入れることも可能)。
インフォテインメント・システムも最新鋭のものだ。高解像度のタッチスクリーンは10.9インチになった。これまでのメディアソースに加えて、ワイヤレスのApple CarPlayが標準設定されたのも話題だ。
メーターパネルもやはり高解像度スクリーンを採用。表示レイアウトは「クラッシック」、もしくは「エクスパンデッド」から選択でき、前者ではトラディショナルな丸型メーターが、後者では右側のメーターに代わって、マップとメディア情報が表示されるという。
ベントレーのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、ベンテイガ・スピードの発表に際して、次のようにコメントしている。
「ラグジュアリーSUVのベンチマークは、新型ベンテイガによってさらに引き上げられ、それが今後のライバルの比較指標となっていきます。
今後は世界唯一のラグジュアリーハイブリッドとなる、新型ベンテイガハイブリッドの発表を数か月後に控えてはいますが、圧倒的なパフォーマンスをお求めのお客様に対しても、その期待にお応えしたいと私どもは考えております。
新型ベンテイガ・スピードは世界最速のSUVであるだけでなく、新型ベンテイガ・シリーズの最高級モデルであり、比類無き豪華さと高性能を備えた、まさに究極のベンテイガと呼ぶに相応しいクルマです」
ベンテイガ・スピードの誕生によって、高性能SUV市場はどこまで進化を続けるというのか。それが楽しみになってきた。
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