新型「IS」は何が変わった? レクサス渾身の超絶進化の中身とは

FRスポーツの進化。 見た目では分かりづらい「走り」の変更点とは

 新型ISでは、「上質な乗り心地、スポーティな走り、クルマを操れるハンドリングやブレーキング」という部分を重視した改良がおこなわれたといいます。

 新型ISには異なる3つのパワートレインが採用されています。IS350には、パワーと環境性能で同排気量クラストップレベルを追求した最高出力318馬力の3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。

 リアエンジンマウントのたわみ特性を最適化し、交差点での右左折や高速道路での追い越しなど幅広い場面で優れた操縦応答性能を実現しています。

 IS300には、過給圧制御の最適化により、最高出力発生回転数領域の拡大させた最高出力245馬力の2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、意のままの加速がクセになるパフォーマンスを発揮します。

 なお、ターボ車にはアダプティブ制御という車両にかかる前後Gや横G、車速から走行シーンに応じた最適なギヤを選択する制御システムを採用。これにより、Dレンジでもマニュアル操作をしたようなギヤ選択を実現しました。

 IS300hには、エンジンを高トルクモーターと融合させることで豊かなトルクを引き出し、力強く胸のすくドライビングフィールをもたらす2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせを搭載しています。

 新型ISでは、アクセル操作に対する駆動力の出力制御を変更することによりレスポンスが良く、加速の伸びが気持ちの良いスポーティな走りを実現しました。

 また、従来モデルと比べて、アクセルペダルを50%踏み込んだ際の「40km/h → 80km/h」の加速タイムを約2秒短縮しています。

新型ISで改良されたサスペンション周り
新型ISで改良されたサスペンション周り

 足回りの部分では、タイヤの大径化による性能の向上、フロントアッパーアームのアルミ化などによる軽量化、サスペンションのセッティング最適化などにより、上質な乗り心地と高い旋回G領域での舵の効きを高めたといいます。

 また、一部グレードにはフロント部に「パフォーマンスダンパー」を採用。走行中に生じるボディのたわみや微振動を吸収し、ハンドリング特性をシャープにするとともに、乗り心地も向上させました。

 安全機能においては、最新の予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を搭載。従来の「プリクラッシュセーフティ」では、対歩行者[昼夜]と自転車[昼]も対応可能になったほか、交差点右左折支援や低速時加速抑制などが追加されています。

 また、「レーダークルーズコントロール」は全車速追従機能付きに変更されたことでより快適な移動が可能となりました。

 このように、通常のマイナーチェンジレベルを超えた改良が施された新型ISは、希少となったFRスポーツのなかでも際立つ存在として注目され、日本での発売は2020年秋頃の予定です。

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1件のコメント

  1. 新型じゃないけどIS350ガソリン車をドライブしたことあるけど率直にNISSANのVG30EのY30セドリックと言うか?そんな印象だったんだよな
    決してそれが悪くはないのだが、TOYOTAが意識した乗り味なのか?技術者の限界なのか?余程バカか?利口か?解らんけど?

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