当たり方次第で全損!? 新型車の軽量化ボディ 安全面は大丈夫?

当たり方によっては全損扱いになる可能性もある?

 ただし、現行ステップワゴンのワクワクゲートなどのような特殊な機構を用いたリアドア(ハッチドア)は、ちょっとのズレが大変なことになる場合もあります。

 ワクワクゲートは縦にも横にも開く特殊なリアドアを採用し、使い勝手は非常に便利なドアですが、フレームやドアの建付けが数ミリズレただけでも閉まらなくなる可能性もあります。

 実際に現行ステップワゴンで後ろから追突されたユーザーは、「クルマが買えてしまうくらいかなり高額な修理費がかかった」と話します。

現行ステップワゴンは「わくわくゲート」を採用するためリアゲートの構造が複雑になっている
現行ステップワゴンは「わくわくゲート」を採用するためリアゲートの構造が複雑になっている

 それだけ特殊な機構を採用したクルマなどは、精密な設計がされています。

 昔のクルマの場合、後ろからの追突で「ちょっと押された程度」ならバンパーやドアの修理で済んでいたはずです。

 しかし、特殊な機構などを採用したクルマの場合、前述のユーザーのように下手すると車両価格くらいの修理費がかかる場合もありうることも想定されます。

 車両保険に入っていれば保険で対応できますが、入っていなかった場合、多額の修理費に困惑することもあるのです。

 前出とは別の販売店スタッフは、次のように話します。

「わくわくゲートの採用および軽量化によって、ステップワゴンが他車と比べて特別壊れやすくなっているあるいは修理費用が高額になるといったことは基本的にありません。

 それでも、速度や当たり方によっては他車と同様に高額な修理代が掛かることや全損扱いとなる可能性はあるかもしれません」と説明しています。

【画像】どえりゃ事故! どんな事故が全損扱いになる?(12枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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