人気の国産小型SUV、先進安全装備に違いが!? トヨタ・日産の超注目モデルの実力は?

2019年SUV売上No.1「ヴェゼル」の安全装備はどう?

●ホンダ「ヴェゼル」

 ホンダが2013年から販売しているコンパクトSUVが「ヴェゼル」です。発売から年数は経っているものの、昨年2019年にはSUVジャンルでトップとなる5万5886台を販売しました。2020年上半期(1月から6月)では、1万8090台で4位という結果です。

ホンダ「ヴェゼル」
ホンダ「ヴェゼル」

 ボディサイズは、全長4330mm-4340mm×全幅1770mm-1790mm×全高1605mmです。

 運転支援システムを見ると、「Honda SENSING」を搭載していますが、最新装備のヤリスクロスやキックスに比べ、機能面で一歩劣る点が気になります。

 ヒトやクルマとの衝突を防止する「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」は、夜間の歩行者にも対応しているヤリスクロスやキックスと違い、昼間に限定されています。

 ブレーキの踏み間違えを抑制する「誤発進抑制機能」も、前進のみの対応で後退には対応していません。

 また、「アダプティブクルーズコントロール」を使用することで前方を走行する車両を追従することができますが、ヤリスクロスやキックスのように全車速追従ではなく速度域限定(30km/h以上で作動)です。

 今回の4車種のなかでもっとも先発のクルマで不利ということもあり、安全装備という面ではもやや劣る結果となってしまいました。

●マツダ「CX-30」

 マツダのSUVのなかで、「CX-3」と「CX-5」の間に位置するサイズ(全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mm)で、かつもっとも新しいモデルが「CX-30」です。

 2019年10月より発売されてから着々と人気を獲得し、2020年上半期(1月から6月)では1万5937台を販売。マツダの登録車のなかではトップとなっています。

 ペダルの誤操作による急発進をサポートする「AT誤発進抑制制御」では、徐行中(前進時約15km/h以下、後退時約10km/h以下)や停車時に、必要以上のアクセルペダルが踏まれた時にエンジン出力を抑制します。前進と後退の両方に対応しているのもポイントです。

 前方のヒトやクルマ・自転車を検知する「スマートブレーキサポート」では、ヤリスクロスやキックスと同じく昼間の歩行者自転車以外に夜間の歩行者にも対応しています。

 さらに、駐車場で後退するときに車両の接近を検知して知らせる「後側方接近車両検知」や、前後左右の4つのカメラの情報をセンターディスプレイの表示、低速走行時など に車両周辺の確認を支援する「360°ビューモニター」といった便利機能も搭載されています。

 加えて、マツダ独特のユニークな機能としては、「ドライバー・モニタリング」機能があります。

 ドライバーの疲労や眠気を検知して休息を促すシステムで、モニタリングカメラでドライバーの顔の各部位の特徴点を検出し、疲労や眠気を感知すると警告音で知らせてくれます。

※ ※ ※

「ヤリスクロス」「キックス」「CX-30」は発売前、あるいは発売から1年以内の最新モデルということもあり、安全装備はいずれも高い水準で、クルマごとにユニークな性能も装備されています。

 一方の「ヴェゼル」はもっとも先発の設計というハンデもあり、安全装備では一歩譲る点が見られました。

 しかし、購入という観点でみれば、登場から年数の経った車種は新型車と比べて値引き率が高くなる傾向にあるため、一概に魅力のないクルマとはいえません。

 安全装備と価格のバランスを見ながら、コンパクトSUVを選んでみてはいかがでしょうか。

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