夜間の視界を確保して安全運転! LEDヘッドライトへ交換するメリットとは
昨今のクルマはヘッドライトにHIDやLEDが採用され、非常に明るいものが多いです。そのためハロゲンでは暗く感じることがありますが、そんなときはLEDバルブへの交換が有効です。ですが、メリットだけでなく、デメリットもあるといいますが、どのようなことなのでしょうか。
進化を続けるヘッドライト! 各種類のメリットとは
技術の進歩とコストダウンにより、近年急速に普及しているLEDヘッドライトは、当初は高級車やスポーツカーのみに与えられた贅沢な装備でしたが、いまでは軽自動車にも採用されるほど一般的になってきました。
現在、クルマに採用されているヘッドライトは、おもにハロゲン、HID、LEDの3種があります。
クルマのヘッドライトの歴史を振り返ると、炭化カルシウムと水を反応させて発生したアセチレンを燃焼させるアセチレンランプに始まり、白熱電球を経て、1980年頃からハロゲンが主流になりました。
白熱電球同様に、ハロゲンはタングステン製のフィラメントを持ち、それに電流を流すことで発生する光を利用しています。白熱電球との違いは電球の内部にハロゲンガスを封入していることで、化学反応を利用してフィラメントの長寿命化が図られている点です。
ハロゲンのメリットは安価で入手しやすいことや、種類が豊富にあることでしょう。また、熱を持つため寒冷地でヘッドライトに付いた雪を溶かしてくれる効果も期待できます。
デメリットは、HIDやLEDと比較すると明るさに限界があることです。また白熱電球より耐久性が上がったとはいえ、それでも比較的寿命が短いことが挙げられます。
ハロゲンの次に登場したHIDは、メーカーによって「ディスチャージ」や「キセノン」などと呼称が異なる場合があります。
しかし、キセノンガスや水銀を封入したバルブ内の電極間の放電により光るという仕組みは同じです。
HIDのメリットは、ハロゲンの2倍近く明るいことと照射角が広いことです。さらに電力消費が少なく、寿命も長いとされています。
一方で、点灯まで微妙なタイムラグがあり、安定した高電圧を確保するために「バラスト」と呼ばれる部品が必須なため、結果として大きさや重量が増加し、ユニット自体が高額になることがデメリットといわれています。
また光が上方に散乱しやすく、場合によっては対向車を幻惑させることもあります。
そして現在主流になりつつあるのがLEDヘッドライトです。2007年に登場したレクサス「LS600h」で乗用車の純正パーツとしては世界で初めて採用されました。
LED(発光ダイオード)は電流を流すと電気エネルギーが光エネルギーに変換されて光る仕組みで、HIDと同等の明るさを確保しながらHID以上に省電力、長寿命なのがメリットです。また、光の指向性が強く、HIDのように上方に散乱しないのも利点といえます。
また、ハロゲンやHIDに比べてデザインの自由度が高いため、これまでにないような意匠のフロントフェイスが可能になりました。
一方、標準でLEDヘッドライトを搭載しているクルマは、白熱電球のように発光部だけを手軽に交換できないケースが多く、万一の故障や破損ではヘッドライトユニットごとの交換になり、たとえ軽自動車でも片側で数万円もの出費となる可能性がデメリットでしょう。
ただしこれはハロゲンからLEDへと交換する、いわゆる「後付けLED」の場合は問題ありません。
LS600hです、眩しいだけで運転中ならキノセンのほうが明るいです。
自宅前の街灯もLEDより蛍光灯のほうが足下明るいです。
使えない自治会に騙されました。