スカイラインGT-Rには美が宿っている!? ジャンル別で見る美しいサイドビューの車5選

高性能なだけでなく美しさもあわせ持つクーペとは!?

●軽自動車:ホンダ「ビート」

誕生から30年近く経っても色褪せない魅力がある「ビート」のフォルム
誕生から30年近く経っても色褪せない魅力がある「ビート」のフォルム

 1991年に発売されたホンダ「ビート」は、軽自動車としてはたぐい稀なミッドシップ2シーターのオープンカーです。

 リアアクスルの直前に搭載された660cc直列3気筒SOHCエンジンは、独立3連スロットルの吸気システムを採用することで、660ccの自然吸気エンジンでは唯一となる最高出力64馬力を発揮。

 足まわりはストラット式4輪独立懸架で、軽自動車初の4輪ディスクブレーキを標準装備し、フロント13インチ、リア14インチの前後異径タイヤの採用など、ホンダは大々的にアピールしていませんでしたが、紛れもなくスポーツカーと呼べる仕様となっています。

 外観はオープンとクローズ、どちらの状態でもスタイリッシュなフォルムで、軽自動車という限られたサイズながら美しさを表現。一説にはイタリアのデザイン工房「ピニンファリーナ」によるデザインともいわれていました。

 ビートは1996年に販売を終了したため、絶版となってからすでに四半世紀近くが過ぎていますが、いまも愛好家が数多く存在することから、ホンダは一部の部品を再生産しているほどです。

ホンダ・ビート の中古車をさがす

●クーペ:日産「スカイラインGT-R」

性能に裏打ちされた機能美がある「スカイラインGT-R」
性能に裏打ちされた機能美がある「スカイラインGT-R」

 1989年に発売された8代目「スカイライン」では、16年ぶりに3代目となる「GT-R」が復活したことで大いに話題となったモデルです。

 初代スカイラインGT-Rと同じくレースで勝つことを目的に開発され、280馬力を誇る2.6リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、電子制御で4輪に駆動力配分をおこなう「アテーサE-TS」4WDシステムを採用。

 1990年から参戦したグループAカテゴリーの全日本ツーリングカーレースでは、デビュー当初から無敵を誇りました。

 外観は、225/50R16のワイドタイヤを収めるために大きく張り出したフェンダーと、前後に装着された専用デザインの大型スポイラーが特徴です。

 3代目スカイラインGT-Rは高性能さがクローズアップされましたが、全体のフォルムはロングノーズの正統派2ドアクーペで、とくにサイドビューは美しさを感じさせる絶妙なバランスのラインを描いています。

 3代目スカイラインGT-Rは1994年に生産を終了しましたが、それから20年ほど経過すると北米でも人気が沸騰し、現在は中古車価格が大幅に高騰。かなりの台数が海外に流出したため、国内の中古車物件は品薄状態です。

※ ※ ※

 近年のセダンやSUV、ステーションワゴンは、クーペを意識したようなフォルムがトレンドです。どれも流麗なフォルムで、スピード感あふれるカッコ良さがあります。

 しかし、なかにはリアシートの居住性や荷室空間を犠牲にしてまで、デザインを優先しているようなモデルも散見されます。

 セダンやステーションワゴンの本分を考えると、さすがにやりすぎではと感じてしまうほどです。

【画像】ウットリするほど美しい! サイドビューが秀逸なクルマをチェック!(21枚)

【知ってた?】SUVに興味ある人は見て! マツダの新SUVとは?

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー