中古だったら150万円で狙える!? イケてるワザありSUV5選

1世代前でも十分! あえてこちらを選ぶのもアリ

●マツダ「CX-5」(初代)

 マツダが2012年に発売した「CX-5」は、デビューするとすぐさまヒットを記録。クリーンディーゼルや「SKYACTIVテクノロジー」はもちろんですが、マツダの「魂動デザイン」を採用したスタイリッシュな外観の都会派SUVとして人気を博します。

マツダ「CX-5」(初代)
マツダ「CX-5」(初代)

 全長4540mm×全幅1840mm×全高1705mmというミドルクラスのボディサイズで、後席の足元にもラゲッジにも余裕がありながら、取り回しにも苦労しない大きさです。

 パワートレインは、2リッターガソリンエンジンと新開発の2.2リッタークリーンディーゼルエンジンもラインナップ。

 とくにクリーンディーゼルと4WDの組み合わせは、優れた燃費性能と4リッターエンジン並みのトルクを両立し、それまでのディーゼルとは別次元の走行性能を実現しています。

 また2013年には、さらに上質なフィーリングの2.5リッターガソリンエンジンモデルも追加されました。

 2017年には現行の2代目へとフルモデルチェンジしましたが、キープコンセプトとし、正常進化しています。

 外観上ではフロントマスク、とくにヘッドライトがさらに薄型になり、リアコンビランプのデザインも変更されていますが、初代モデルの「オシャレで使い勝手のいいSUV」という雰囲気はそのままです。

 中古車については初代CX-5であれば、100万円前後のものも豊富にあり、クリーンディーゼルの4WDも予算に収まります。

 車内は広く、スムーズかつパワフルに走ることもできるオールラウンダーとして、魅力的なモデルだといえます。

●スバル「XV」(2代目)

 スバル「インプレッサ(3代目)」をベースとして、アウトドア感のある前後フェンダーやルーフレールなどを組み合わせたクロスオーバーとして「インプレッサ XV」が2010年に登場しました。

 ただし、インプレッサの派生モデルという立ち位置だったため、SUVとしての認知も高まらず、あまり大きな注目を集めませんでした。

 人気が出たのは、2012年にフルモデルチェンジした「XV」です。車名からインプレッサが外れたこのモデルが、実質的には2代目になります。

 スバル車のアイデンティティである「ヘキサゴングリル」や「ホークアイヘッドランプ」などを採用し、SUVらしく200mmの最低地上高を確保。

 全長4450mm×全幅1780mm×全高1550mmという取り回しやすいサイズは、機械式立体駐車場に駐車可能です。

 また、安全支援システム「アイサイト」を搭載したことで、安全性に優れたSUVとして認知されました。

 さらに2013年には、スバル初のハイブリッドモデルである「XVハイブリッド」を追加したことで、さらに使い勝手の良いクロスオーバーSUVとなりました。

 2017年にフルモデルチェンジした3代目モデルはさらに洗練されたデザインとなり、「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド搭載車もラインナップされています。

 中古車市場でのXVは、状態が良い個体が豊富に揃っている印象がありますが、狙うべきは2代目モデルです。アイサイトや17インチアルミホイールなどが標準装備なのもポイントです。

 インプレッサのコンポーネンツを上手に使いながらも、スポーティさとアクティブ感があり、アウトドアレジャーにも乗用車的な使い方にもぴったりです。

●ミニ「クロスオーバー」(初代)

 BMWが手掛けたミニは、デビュー当初は3ドアハッチバックだけのラインナップだけでしたが、その後はコンバーチブルやクラブマンなど、多様なボディバリエーションが設定されています。

 なかでも人気なのが、2011年に日本デビューした「ミニクロスオーバー」です。

 全長4105mm×全幅1790mm×全高1550mmと“ミニ”ではないサイズですが、日本仕様では機械式立体駐車場へ駐車できるように、ルーフアンテナを低く設定しています。

 エンジンは1.6リッターのみですが、2WD(FF)に加え、ミニ初の4WDシステム「MINI ALL4」を採用しました。

 ミニらしさを残しつつ、日常での使い勝手のいいサイズと十分な最低地上高を持つミニクロスオーバーは、サイズや高級感など「街乗りにちょうどいいSUV」を具現化しています。

 2017年に2代目へとフルモデルチェンジしましたが、人気モデルだけあって、細かいディテールとホイールベースの延長などの進化はあるものの、見た目は大きく変わっていません。

 そんな人気のミニクロスオーバーを150万円以内で狙うべきは、初代の前期型(2011年式から2013年式)です。

 SUVらしい乗降性の良い高さや取り回しの良さ、質感の高い内装などにおいて、欠点が見あたりません。

 中古車市場でも、初代の前期型であれば100万円前後から狙えますし、多少走行距離が出ていてもよければ、2014年のマイナーチェンジ後の後期型も視野に入ってきます。

※ ※ ※

 SUVはもともと趣味性の高いジャンルでしたが、昨今はファミリーカーとしても人気があります。

 カッコ良さと乗用車としての使い勝手の良さを兼ね備えたSUVですが、中古車であれば軽の新車並みの予算で購入可能というのも、見逃せないポイントではないでしょうか。

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