1000万円ちょっとで「テスタロッサ」が手に入る!! いまこそ手に入れたいバブルの貴公子

リチャード・ギアも運転した「テスタロッサ」とは?

 もう1台のテスタロッサは、鮮やかなホワイトのエクスリア・カラーが特徴的なモデルだ。

 1987年11月にアメリカ仕様として製造されたものである。走行距離はテキサス州にデリバリーされて以来、2万7000マイル(約4万3200km)を刻むが、コンディションは素晴らしい。

フェラーリ「テスタロッサ」(1987年製)は、予想落札価格6万ユーロから9万ユーロを上回る11万ユーロで落札された(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
フェラーリ「テスタロッサ」(1987年製)は、予想落札価格6万ユーロから9万ユーロを上回る11万ユーロで落札された(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 さらに興味深いのは、ファースト・オーナーであった弁護士のヤンクス・ギャレット氏が、テスタロッサの初期型モデルに装着されていたセンターロック・ホイールである「モノダド」を装着したことだ。

 つまり彼のテスタロッサは、通常では存在しない初期型と後期型の両方の特徴を備える、きわめて珍しい仕様となっているのだ。

 このテスタロッサは、アメリカで数人のオーナーの手を渡り、ロサンゼルスであるオーナーに所有されている間には、俳優のリチャード・ギアによっても運転される機会があったという。

 そして純白のテスタロッサは最終的にデンマーク、そしてドイツへと渡ることになる。この両国ではいずれもオーナーに恵まれ、頻繁なメンテナンスを受けた記録が、すべてそのまま残されている。

 ガレージにクルマを仕舞い込むのではなく、フェラーリの走り、しかも12気筒ミッドシップの走りを積極的に楽しむには、この個体は最高の1台だろう。

 落札価格は11万ユーロ(約1320万円)。車両はオランダでピックアップせよと、いう指示に従った輸送費等を考えると、ちょっと頭は痛くなるけれど、十分に魅力的な落札価格である。

【画像】バブル時代に誰もが憧れた「テスタロッサ」とは?(23枚)

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