700万円オーバーのキッズカー誕生!! ブガッティ製キッズカーは最高速度もハンパない!

700万円オーバーのブガッティ製子供向け電動カーとは?

 リトル・カー・カンパニーは、1924年型のタイプ35をベースに、そのすべてをデジタルスキャンし、その数字をもとに75%にリサイズする作業をおこなった。

 エットーレが1924年にデザインした8本スポークのホイールもまた同様に再現され、まさに新品そのものの輝きを見せるホイールは、ベイビーIIの外観を引き締めている。組み合わせられるタイヤはミシュラン製だ。

ブガッティ「ベイビーII」は、「タイプ35」がモチーフとなっている
ブガッティ「ベイビーII」は、「タイプ35」がモチーフとなっている

 パワートレインは、現代に生まれたモデルらしく電動式だ。取り外し可能なリチウムイオン・バッテリー・パック、回生ブレーキ、さらにはリミテッドスリップデフと、走りを本格的に楽しむためのメカニズムが満載だ。

 走行モードは最高速が20km/hに制限された1kWの「初心者モード」、同様に45km/h&4kWの「エキスパートモード」の選択が可能。さらにシロンのスピードキーと同様のキーを使用すれば、最大10kWのパワーを可能にし、スピード・リミッターは解除されるという。

 インテリアはタイプ35と同様に、アルミニウム製のパネルを使用したクラッシックなものになっている。それぞれに独自のシャシナンバーが刻まれたプラークがフィットされ、ブガッティの110周年を記念するバッジも与えられる。

 フロントノーズには、もちろん純銀生のシルバーで作られたマカロン・バッジが輝いている。

 ブガッティ・オートモービルのCEO、ステファン・ヴィンケルマン会長は、ベイビーIIについてこうコメントする。

「ブガッティのように個性的で誇り高い歴史を持つ会社が110周年という節目を迎えたいま、少しだけ過去を振り返ってみるのも悪くはないでしょう。

 ブガッティ・ベイビーを復活させることは、ブガッティの110周年にぴったりなアクティビティです。ベイビーIIがここ、モールスハイムの庭を走り回るのを見るのが本当に楽しみです」

* * *

 ベイビーIIは、3つのグレードに分かれており、価格と仕様は次のとおりだ。

・「ベース」:3万ユーロ(邦貨換算約370万円)から
ボディ:コンポジット・ボディワーク
バッテリー:1.4kWh
スピードリミット:45km/h(4kWエキスパートモード)、20km/h(1kW初心者モード)

・「ヴィテッセ」:4万3500ユーロ(邦貨換算約540万円)から
ボディ:カーボンファイバー・ボディワーク
バッテリー:2.8kWh
スピードリミット:リミットなし(10kWエキスパートモード)、45km/h(4kWエキスパートモード)、20km/h(1kW初心者モード)

・「ピュール・サン」:5万8500ユーロ(邦貨換算約720万円)から
ボディ:ハンドメイド・アルミニウム・ボディワーク
バッテリー:2.8kWh
スピードリミット:リミットなし(10kWエキスパートモード)、45km/h(4kWエキスパートモード)、20km/h(1kW初心者モード)

 スピードキーを使った場合、いったい最高速度がどれくらいなのか気になるところだ。しかしそれ以上に、タイプ35と同じくハンドメイドで叩き出したアルミニウムボディの「ピュール・サン」の価格が、ほとんどの国産乗用車が購入できるくらいに高価であることも、さすがはブガッティというところだろう。

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