かつて一世を風靡した名車も消える!? 2020年に生産・販売が終了の車5選
長い歴史があっても消えてしまう2台のセダンとは!?
●ホンダ「シビックセダン」
1972年にホンダは初代「シビック」を発売。コンパクトなボディながらFFを採用したことで、広い室内を実現し、経済性にも優れた新時代の大衆車として国内外でヒットしました。
現行モデルのシビックは10代目で、2017年にデビュー。日本市場では2010年で一旦シビックの販売は終了しましたが、約7年ぶりの復活となったわけです。
ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2タイプのボディとなり、5ドアハッチバックにはホンダが誇る高性能版「タイプR」を設定。
なお、セダンは国内で生産、ハッチバックとタイプRは英国で生産する輸入車となっています。
ボディサイズはセダンが全長4650mm×全幅1800mm×全高1415mm、ハッチバックが全長4520mm×全幅1800mm×全高1435mmと、これまでのシビックで最大となりました。
現在、シビックの主戦場は北米なため、大型化は避けられなかったということもあり、日本での販売は好調とはいえない状況が続いています。
6速MTをラインナップするハッチバックや、世界的にも人気があるタイプRは一定の需要がありましたが、セダンは2020年夏に販売を終了することになりました。
すでに生産調整に入っているため、一部のボディカラーは選べないとアナウンスされています。
●スバル「レガシィB4」
1989年に、水平対向エンジンと乗用車4WDの技術を集結して開発された、初代「レガシィ」が発売。
高性能なエンジンと4WDによる安定した走り、ユーティリティの高いステーションワゴンをラインナップしたことなどで大ヒットを記録します。
1996年のマイナーチェンジでは国産5ナンバー車初の280馬力エンジンを搭載(セダンRSのMT車)。2003年に発売された4代目ではボディが3ナンバー化されたことや、3リッター水平対向6気筒エンジンを搭載した「3.0R」が加わるなど、高級車としても注目されます。
とくに北米市場ではBMW「5シリーズ」やボルボ「S60」と比較されるプレミアムカーのひとつとして認知されるようになっていきました。
そして、2019年2月のシカゴオートショーで7代目レガシィを発表。
2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンと、2.5リッター水平対向4気筒エンジンの2タイプのパワーユニットに変更され、キープコンセプトながらも存在感のあるセダンとして人気となっています。
しかし、その後も日本国内では6代目が継続販売され、7代目の日本での販売はアナウンスされないままでしたが、レガシィB4の販売は終了することになりました。
すでに受注はしておらず、現在は販売店での在庫対応となっています。
2014年にレガシィ ツーリングワゴンの販売が終了し、2020年にレガシィB4も消えますが、レガシィ アウトバックは継続して販売される見通しです。
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今回、紹介した5車種以外にも、ホンダ「ジェイド」、「グレイス」も販売の終了が明らかになっています。
クルマ業界では販売終了のことを「ディスコン(ディスコンティニュード)」と呼びますが、ディスコンの場合はメーカーから正式にアナウンスされないことの方が多いのです。
長い歴史を刻んできたクルマでも、いつの間にか消えていたということもあり、思い入れがある人には寂しいところではないでしょうか。
シビックはこれまでのコンセプトだと国内向けではないです。
VWパサートクラスに変更し、別にカローラクラスの物を作ったらいかが?
ホンダはNシリーズが売れ過ぎて、軽自動車メーカーに変わってしまった。
このイメージから脱却しないと、普通乗用車は売れないです。